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2006.07.31 (Mon)

『セリヌンティウスの舟』(BlogPet)

きょう星影丸が云々しなかった?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「星影丸」が書きました。
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2006.07.30 (Sun)

『神の手』(上・下)

[著者]パトリシア・コーンウェル
[訳者]相原真理子
[出版社]講談社 講談社文庫
[初版発行]2005年12月15日

[感想等]
 ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズの第14作目。
 元FBI心理分析官ベントンは、収監中の殺人犯との面談のなかで
未解決事件の手がかりを得、斬殺死体発見の知らせが届く。
 被害女性の体内で発見された薬莢(やっきょう)から、
凶器は2年前に警察が別の事件で押収した銃であることが分かる。
 さらに新たな殺人が起こり、捜査が進展しない一方で、
スカーペッタとベントンの信頼関係に重大な危機が。
 
 スカーペッタとマリーノはルーシーが主宰する民間捜査支援機関、
フロリダの全米法医学アカデミーのスタッフとして働いているし、
ベントンはボストン近郊の精神病院で研究プロジェクトをしていると、
シリーズ当初とは随分、登場人物たちの立場が変わっているし、
ケイの一人称的な語りから、犯人や他の人々の様子を描いた三人称的な
物語の語り口になっているが、相変わらずのサイコ的な事件が展開される。

 今回はルーシーが最初から妙に沈んでいるし、
マリーナがシリーズ当初のように非友好的だし、
ケイへの悪質な妨害をする部下や自己中心的な精神医などの
脇の人物の行動が気になってしまう展開で、主人公たるケイが、
ベントンと仲違いするなど、いまひとつ精彩が無く残念であった。
 また、肝心の事件が犯人の側から描かれているのに判り難く、
犯人像などにはっきりとしない部分が残る結末だという感じがした。


神の手 (上)神の手 (下)


<My Blog関連記事>『痕跡』(上・下)

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2006.07.29 (Sat)

『名探偵はどこにいる』

[著者]霧舎巧
[出版社]原書房
[初版発行]2006年3月31日

[感想等]
 20年前、殺人を決意し終ノ島へ向かった高校生の双子の姉妹・安奈と甘奈。
 そして、彼女たちの高校の教師・蟻田が発見され、
それ以来、彼女らは脅迫され続けている。
 先輩刑事・後動の遺志を継いで、彼女らの無実を証明することを
刑事・今寺は課せられるのだが・・・。

 20年前に先輩の関わった事件と10年前の今寺の中学時代の出来事、
現在発生している事件が絡み、全ての謎が解けるという点が
とても面白い作品である反面、
それぞれの事件がきちんと整理して記述されていなくて、
混乱させることで謎めいてみせている作品という感じがした。
 何よりも、10年前の今寺の中学時代の謎が現在になって
解けていくのはノスタルジックでなかなか面白いのだが、
先輩の遺志を継ぐとして取り組んだ過去の事件の謎解きと
現実の事件のオチにはがっかりさせられた。

 なお、この作品は「あかずの扉」研究会シリーズの外伝らしいので、
そのシリーズを読んでいる人には違う面白さがあるかもしれない。


名探偵はどこにいる

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2006.07.26 (Wed)

『リヴリーアイランド 育てて遊ぶワクワク新聞』

[出版社]宝島社 TJムック
[初版発行]2006年8月24日

[感想等]
 Web上でペットを育てる「Livly Island」の公式ブック第2弾。
 育て方ガイドやリヴリーアイランドトリビアなどの情報や最新情報の他、
手作りペーパークラフトやステッカーの付録付き。

 前の『The Book of Livly Island リヴリーアイランド公式ガイドブック』以降の
新情報やG.L.L城のMAPのような今まで取り上げられていなかった情報など、
リヴリーを楽しんでいる者としては興味深い部分も多いのだが、
クイズがあったり、絵が多く、マンガがあったり、
振り仮名を付けた文章の表現方法など、いかにも子供向きの本なのが残念。


 ※ リヴリーについて詳しく知りたい方は「Livly Island」へ。
 ※ 『Livly Island』『リヴリーアイランド』は、
ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社の商標です。
リヴリーアイランドに関わる著作権その他一切の知的財産権は、
ソニーコミュニケーションネットワーク株式会社に属します。
このサイトは『リヴリーアイランド』およびソニーコミュニケーションネットワーク株式会社とは一切関係がありません。



リヴリーアイランド 育てて遊ぶワクワク新聞  The Book of Livly Island リヴリーアイランド公式ガイドブック

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2006.07.24 (Mon)

『ラストシーンは殺意とともに ―イヴ&ローク10―』(BlogPet)

星影丸が女優みたいな発行するつもりだった?
がここへクは発行されたみたい…


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「星影丸」が書きました。
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2006.07.23 (Sun)

『ユダの銀貨が輝く夜 ―イヴ&ローク11―』

[著者]J・D・ロブ
[訳者]青木悦子
[出版社]ソニー・マガジンズ ヴィレッジブックス
[初版発行]2006年1月20日

[感想等]
 ロマンス小説作家、ノーラ・ロバーツのもうひとつのペンネームによる、
21世紀半ばの近未来を舞台にしたロマンチック・サスペンス、
女警官イヴと大富豪ロークを主人公にしているシリーズの第11作目。

 ロークが所有するクラブで警官が撲殺された。
 被害者が大物ドラッグディーラーのリッカーの逮捕に関与していたが、
リッカーは刑を免れていて、警察内部での不正が疑われ、
市警の内務監察部が調査していたらしく、調査の早期締結を求められる。
 さらにはリッカーはロークと昔関わりがあり、ロークに恨みを抱いていた。
 イヴを守りたいロークと対立してしまいながら、イヴは捜査を続けるが、
また、警官が殺される事件が発生してしまう。

 他署とはいえ、警察内部の人間を調べるという辛い捜査な上に、
イヴを案じるロークとイヴは対立してしまうのだが、
仲間や親友など、相談できる人々がシリーズ当初より随分増えていて、
ロークだけでなく、沢山の人々に支えられていることが判り、
彼女が孤独ではないことを感じられた点は良かった。
 中でも、いつもはロークの周囲の女性にイヴが軽く嫉妬するのに、
今回はイヴの昔わけありの男・ウェブスターにロークが嫉妬すると
言う点が面白かったと思った。

 ただし、近未来の設定があまり感じられないような、
違法ドラッグや警官の汚職などの絡んでいる、
現在でもあるような事件を扱っている点は読み安くて良いのだが、
私には途中で犯人の見当が付いてしまったので、その点が残念であった。


ユダの銀貨が輝く夜 ―イヴ&ローク11―


<My Blog関連記事>『ラストシーンは殺意とともに ―イヴ&ローク10―』


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2006.07.22 (Sat)

『ラストシーンは殺意とともに ―イヴ&ローク10―』

[著者]J・D・ロブ
[訳者]小林浩子
[出版社]ソニー・マガジンズ ヴィレッジブックス
[初版発行]2005年11月20日

[感想等]
 ロマンス小説作家、ノーラ・ロバーツのもうひとつのペンネームによる、
21世紀半ばの近未来を舞台にしたロマンチック・サスペンス、
女警官イヴと大富豪ロークを主人公にしているシリーズの第10作目。

 ロークの所有する劇場のこけらおとしのアガサ・クリスティの戯曲の上演中の
殺人場面で妻役の女優・アリーナにナイフで心臓を刺される場面で、
俳優・ドラコはすりかえられていたナイフで、本当に殺されてしまう。
 調査に乗り出したイヴは、ドラコは演劇界で多数の人間に恨まれていて、
その劇の出演者の中にも過去にドラコと関わりのあるものが多いことが判るのだが、
裏方主任・ライナスが自殺に見せかけられ、殺されてしまう。

 今回はアガサ・クリスティー作の演劇が扱われ、
演劇界内の犯人による怨恨の殺人であることが目新しかった。
 ロークが所有していた劇場での事件だが、
ロークが容疑者になったりすることもなく、
イヴの調査にも余裕が感じられるかと思ったのだが、
演劇界というイヴには良く判らない世界での捜査で、
彼女の過去の記憶、母親との関係などが登場し、
結局、苦しみながら、ロークや周囲の人達に支えられたイヴが
事件を解決していくことになる点は良かった。
 が、近未来の設定であることを忘れてしまいそうな、
現代でも起こりそうな事件で、犯人像や犯行の理由などは
あまり驚かず、予想通りであった。

 なお、アガサ・クリスティーの『検察側の証人』と
『オリエント急行の殺人』の内容に触れている作品なので、
この2作を未読の人は読まないことをお勧めする。


ラストシーンは殺意とともに ―イヴ&ローク10―


<My Blog関連記事>『カサンドラの挑戦 ―イヴ&ローク9―』



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EDIT  |  12:42 |  まあ面白いと思った本(☆3つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2006.07.19 (Wed)

『セリヌンティウスの舟』

[著者]石持浅海
[出版社]光文社 カッパ・ノベルス
[初版発行]2005年10月25日

[感想等]
 石垣島へのダイビングツアー中、遭難した6人は
お互いの身体をつかみ、ひとつの輪になり、救われたことで
信頼で結ばれた、かけがえのない仲間になった。
 ところが、その中の一人・米村美月が
6人揃ってのダイビングの後の打ち上げの夜に、
青酸カリを飲んで自殺してしまう。
 が、仲間の一人が現場の写真から、
自殺ではないのでは、あるいは協力者が居るのでは?
という疑問を投げかけるのだが・・・。
 
 青酸カリの入ったビンの蓋がきちんと閉まっていたことから
自殺を疑い始めるという設定など、
主人公・児島克之の視点で進むストーリーは
なかなか興味深く出来ているとは思う。

 が、アリバイ云々をあれこれ詮索することよりも、
一度遭難して助かった仲間をとにかく信じたい心情を
重視しすぎている気がしたし、
それなのにあれこれと皆で集まり議論し、
協力者の存在を追及したりするのは、
無理があるストーリーではないかと思われた。

 何よりも、主人公自身が裏切っているような感じで、
その中の一人と恋仲になって結婚しようとしていたり、
仲間の1人にしか相談せずに自殺してしまう人が出ることが、
6人全てを繋ぐ信頼関係が本当にあったのかと思えなくない。
 さらに言えば、せっかく助かった命を自分から絶つこと、
自殺という行為で仲間の信頼関係を壊し、さらに深めようと考えることが
理解出来なかったし、最後の幕切れなどもあまり心地良くなかった。

 なお、セリヌンティウスとは、あの『走れメロス』の
メロスの親友の名前である。
 この作品は、『走れメロス』のストーリーを知らないと、
良く判らないかもしれない。


セリヌンティウスの舟

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2006.07.17 (Mon)

『パズラー 謎と論理のエンタテイメント』(BlogPet)

こないだ、bookrackが

母親は『を売りカーニバルを興行していくことで
生活をすることにし、興行中のカーニバルへカプリを連れ
乗り込んでいくのだが、様々な妨害や事件に遭ってしまう。
とか思ってたらしいの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「星影丸」が書きました。
EDIT  |  12:01 |  星影丸の投稿  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2006.07.16 (Sun)

『カーニバルの少女』

[著者]ドロシー・ギルマン
[訳者]柳沢由実子
[出版社]集英社 集英社文庫
[初版発行]2005年11月25日

[感想等]
 15歳のカナダの農場の少女・カプリは伯父の死により
母と一緒に伯父が残したカーニバルを相続する。
 実は母親と伯父はかつてボードビリアンだったのだ。
 母親は農場を売りカーニバルを興行していくことで
生活をすることにし、興行中のカーニバルへカプリを連れ
乗り込んでいくのだが、様々な妨害や事件に遭ってしまう。
 
 著者の初期作品らしいのだが、この作品も著者らしく、
新しい環境にいきなり入る、世間のことをあまり知らない、
人の良い主人公達が、善意のある人達に出会い、
自分の知らなかった才能などに気づきながら、
成長していき、ほっとするラストへと向かう作品である。
 特に、15歳のカプリの視点で描かれていて、
母や父の過去を知り驚いたり、自分の道を見つけ出す姿は
清々しく感じられた。


カーニバルの少女

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2006.07.15 (Sat)

二代目メロ

ブログのテンプレートを変えて、
BlogPetの背景と枠を変えてみました。

メロメロパークもしばらく放置状態だったので
マイホームへ様子を見に行ったら、
新しいメロを飼わないかと勧められてしまい、
迷ったけれど、二代目を飼うことにしたら、
一代目の☆ぴかりんに
悲しいお別れの手紙を貰ってしまいました。
ちょっと早まったかな・・・。
でも、これからもマイホームでは
☆ぴかりんにも会えるようなので、
ちょっとほっとしました。
新しいメロは種類を変え、☆ぴかいちと命名しました。
今度はどんな風に成長してくれるでしょうか?

☆ぴかりん&☆ぴかいち


さて・・・と。
デザインやペット達を変えているだけでなく、
読書とブログの更新も頑張らなくてはね。

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EDIT  |  22:52 |  メロメロパーク  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2006.07.15 (Sat)

『さゆり』(上・下)

[著者]アーサー・ゴールデン
[訳者]小川高義
[出版社]文藝春秋 文春文庫
[初版発行]2004年12月10日

[感想等]
 昭和の初め、小さな漁村で育った・千代は9歳の時
京都の祇園の置屋へ売られてしまう。
 先輩芸妓・初桃のいじめや、女郎屋に売られた姉と
故郷へ逃げようと図ったことで、
芸妓への道を閉ざされたかと思われた千代だったが、
祇園一の美女と評判の高い豆葉の妹分として、
さゆりという名前で芸妓になれることにらる。
 15歳の時、当時最高額での水揚げを果たし、
やがて人気芸妓となっていく。
 ハリウッド映画化もされた作品である。

 さゆりが半生をアメリカで語ったという形式で
物語は、彼女の視点で進んでいくのだが、
花柳界の特殊な事情などの、私には良く判らない点も、
そんなものではないかと思わせるストーリー展開で
(翻訳者の腕が良いのかもしれないが、)
不自然でなく、日本をきちんと描写している作品だと思った。
 もちろん、一人の女性の波乱の半生を感動的に描いているが
とても興味深く感動的な作品である。

 ただ、上巻から下巻初めの芸妓になるまでの展開や
初桃のいじめに打ち勝っていく姿などが、感動的で面白い分、
後半の第二次大戦前後のエピソードや、
憧れの人、会長さんこと岩村の世話を受けることになった後の
話の展開がいまひとつ面白みにかけたのが残念に思えた。
 特に、もう少し、岩村との生活などを深く描いて欲しかった気がする。


さゆり(上)さゆり(下)


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2006.07.12 (Wed)

『慟哭』

[著者]貫井徳郎
[出版社]東京創元社 創元推理文庫
[初版発行]1999年3月19日

[感想等]
 幼女誘事件の捜査が難航し、若手キャリアの捜査一課長・佐伯を巡って
警察内部に不協和音が生じ、マスコミは佐伯の私生活を追いかけ、
彼は窮地に立たされる。そして、ついには彼の娘が狙われてしまう。

 最近では珍しくない、幼女殺人事件、怪しげな宗教団体、
マスコミの過熱報道などを題材にしているが、
異例の昇進をした捜査一課長を中心とした警察の捜査の様子と、
喪失感を持つ男が怪しげな宗教団体にのめりこんでいく様子が
交互に描かれているという点がなかなか良く出来ている。

 少々ネタばれになるが、宗教に深入りしていく男が、
幼女事件の犯人であろうことは途中で判ってしまう。
 が、それでも最後の仕掛けには充分、驚かされるし、
佐伯と男の苦しみが胸に重く残る作品であった。


慟哭

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2006.07.09 (Sun)

『パズラー 謎と論理のエンタテイメント』(BlogPet)

bookrackは
[感想等]
 20年ぶりの高校時代の同窓会に参加したことで、
死んだと思っていた初恋の女性が生きていて、
さらには意外な事実を知る作家を主人公とした『『の花』など、
6編を収録した短編集。
って言ってたよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「星影丸」が書きました。
EDIT  |  12:34 |  星影丸の投稿  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2006.07.08 (Sat)

『コズミック 世紀末探偵神話』

[著者]清涼院流水
[出版社]講談社 講談社ノベルス
[初版発行]1996年9月5日

[感想等]
 1994年、「密室卿」を名のる正体不明の人物によって
送られてきた
「今年、1200個の密室で、1200人が殺される」
という犯行予告状。
 そして、元旦の平安神宮での殺人を皮切りに、
連日、複数の密室殺人事件が発生する。
 被害者は密室で首を斬られて殺されていて、
被害者自身の血で『密室』の文字が
記されているという不可解な状況であった。
 名探偵集団、JDC(日本探偵倶楽部)の探偵達の
必死の捜査が続く中、
イギリスでも不可解な切り裂き殺人が続発しており、
日本とイギリスの事件は同じ根を持つと
名探偵・九十九十九は看破するのだが・・・。

 現代の密室の連続殺人事件が、
1200年前の平安時代に発生した密室殺人や
松尾芭蕉の時代の事件にも関わっているらしいという設定に、
興味を持って読み始めたのだが、
肝心の密室殺人は、密室というよりも、
周囲の人達が見ている中やいつの間にか死んでいた
などという状況が多く、
事件の真相が判ってしまってから、
さらにがっかりさせられてしまった。
 
 この作品をミステリのパロディだと思えたり、
殺人事件の状況のアイディアの多さに感心できたら
楽しめたのかもしれないが、
私には馬鹿馬鹿しく呆れてしまう作品としか思えなかった。
 特に、名探偵集団のJDCなる集団の奇妙な名前の探偵達が
沢山登場し、個々が訳の判らない推理法を駆使して
推理をするのが、興ざめでしかなかった。


コズミック 世紀末探偵神話

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2006.07.05 (Wed)

『月曜日の水玉模様』

[著者]加納朋子
[出版社]集英社 集英社文庫
[初版発行]2001年10月25日

[感想等]
 丸の内に勤めるOL・片桐陶子が同じ時間に来る電車の車両で
いつも出会うリサーチ会社調査員・萩と知り合い、
身近に起こる不思議な事件を解明することになる。
 表題作『月曜日の水玉模様』など、一週間を題名にした
7編を収録した短編集。

 リサーチ会社調査員・萩との関わりから、
解明に取り組むことになる事件は身近で、
殺人などのすごく凶悪な事件ではないのだが、
サラリーマンやOLといった会社勤めの人々の
平凡な中の悲哀のようなものが心に残る作品達だった。
 特に、主人公・陶子の男社会の中の「女の子」としての
立場の辛さなどへの独白には共感させられた。
 その中で人の良い(?)萩との関わりや
陶子と祖母とのエピソード、周囲の曲者っぽい人々にも
人間らしさがある点など、救いがあるのが嬉しく感じられた。


月曜日の水玉模様

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2006.07.02 (Sun)

『孔雀狂想曲』(BlogPet)

きょうは、越名で世界っぽい発行された!


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2006.07.02 (Sun)

『パズラー 謎と論理のエンタテイメント』

[著者]西澤保彦
[出版社]集英社
[初版発行]2004年6月30日

[感想等]
 20年ぶりの高校時代の同窓会に参加したことで、
死んだと思っていた初恋の女性が生きていて、
さらには意外な事実を知る作家を主人公とした『蓮華の花』など、
6編を収録した短編集。

 少々ネタばれになってしまうが、
『蓮華の花』の主人公が思い違いをしていたことには
第三者の意外な作為があり、その作為の方法が凝っていて、
さらにはそのことが作家への道へ進むきっかけにもなっていた
というオチがとても面白く感じた。
 また、アリバイがあるのに殺人を自供した女子高生の真意を
主人公のぼくと委員長・弓納さんの同級生コンビが解明する
『アリバイ・ジ・アンビバレンス』もなかなか面白かった。


パズラー 謎と論理のエンタテイメント

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2006.07.01 (Sat)

『孔雀狂想曲』

[著者]北森鴻
[出版社]集英社
[初版発行]2001年10月30日

[感想等]
 骨董店「雅蘭堂(がらんどう)」の店主・越名集治(こしなしゅうじ)を
主人公とするミステリー短編集。
 店で売れた鉱物標本を巡り殺人事件が発生する表題作『孔雀狂想曲』
など8編を収録している。
 
 どの作品も骨董品を巡る、様々な事件とその真相を楽しめるのだが、
『孔雀狂想曲』は鉱物標本が意外な使われ方をするのではという、
越名の推理が当たり、偽作事件に発展するという
いかにも古美術界らしい犯罪や事件が面白かった。
 その他では、越名が亡くなった女性より預かった切り子細工を巡り、
それを贈与された女性の過去にあった事件の真相が見えてくる
『キリコ・キリコ』も瓶に対する意外な着想が良かった。

 何よりも「冬狐堂(とうこどう)」こと宇佐見陶子(うさみとうこ)を
主人公とした古美術ミステリーに脇役で登場していた越名集治が
主役ということで、期待を持って読んだのだが、期待を裏切られず、
骨董の世界での出来事を巡る事件を通しての越名の姿に
陶子の協力者として感じていた気の良さだけでなく、
したたかな部分や骨董への知識が充分にあるのが判ったし、
今まで謎だった越名の素性なども判った点や
押しかけアルバイト女子高生・安積(あつみ)との会話が楽しかった。
 もちろん、宇佐見陶子のミステリーを読んでいなくても、
充分に楽しめると思う。


『孔雀狂想曲』


<My Blog関連記事>『狐闇』

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