08月≪ 2007年09月 ≫10月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2007.09.29 (Sat)

『心霊探偵 八雲 赤い瞳は知っている』

[著者]神永学
[出版社]文芸社
[初版発行]2004年10月5日

[感想等]
 赤い左目を持つ大学生・斉藤八雲は死者の魂を見ることが出来る。
 彼の元へトラブルメーカーの女子大生・小沢晴香が持ち込む事件を
後藤刑事、部下の石井の協力を受けながら、八雲が探偵役として
解き明かしていく連作短編集。
 八雲が生まれた時のエピソードを描いた『プロローグ』の他
『開かずの間』『トンネルの闇』『死者からの伝言』の3作品を収録している。

 事件で殺された人が見えてしまう探偵が主人公ということで、
犯人を探すミステリという点では、少々物足りなさを感じなくもない。
 が、事件の背景への怒りや、主人公が宿命的な辛さを軽減するような、
ヒロインの性格の良さやコミカルな会話などに救われる展開が、
人間ドラマとしては、なかなか面白い作品である。

 特に、友人の失踪事件の巻き込まれ、危険にさらされる晴香を
助けようとする八雲を描いた『死者からの伝言』が良かった。


心霊探偵 八雲 赤い瞳は知っている


スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 神永学

EDIT  |  18:50 |  まあ面白いと思った本(☆3つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2007.09.28 (Fri)

日数も収録しなかった(BlogPet)

きょうは、日数も収録しなかった。

*このエントリは、ブログペットの「星影丸」が書きました。
EDIT  |  09:28 |  このブログに関する雑談  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2007.09.22 (Sat)

『京都七ふしぎの真実』

[著者]姉小路祐
[出版社]講談社 講談社ノベルス
[初版発行]2006年4月7日

[感想等]
 人気の方位アドバイザー・艮七星(うしとらななほし)が、
京都の七不思議を独自の視点で解読するTV番組のコーナーに
女子大生・詩織はアシスタントとして、出演することになった。
 京都の名所を巡るロケが始まってみると、彼の意見で、前日になって、
撮影予定場所が次々と変更され、スタッフも詩織も振り回されてしまい、
それでも、なんとか撮影は予定の日数で無事に終了する。
 ところが、後日、七星の恋人・奈美が京都で殺されるという事件が起き・・・。

 写真も多く、京都の名所の歴史などの説明や解説も詳しくて、
京都を千年守ってきた北斗七星の呪術などの話も興味深く、
京都の名所案内書としては面白く、良く出来ている。

 しかしながら、ミステリとしてはアリバイ崩しや動機などが
いまひとつに感じたし、主人公・詩織と彼女の恋人とのいきさつも、
事件に絡むことも無く、あまり面白くなく、不必要に感じられた。
 また、些細な点だが、勉強しているような場面もあるものの、
詩織が今時の女子大生にしては京都の歴史などに詳しすぎ、
優等生過ぎるように感じられる点も気になってしかたなかった。


京都七ふしぎの真実

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 歴史 姉小路祐

EDIT  |  11:58 |  いまひとつだと思った本(☆2つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2007.09.21 (Fri)

殺害する(BlogPet)

きのう、殺害する?
でも、星影丸はムクで失踪したかったの♪
でも、☆kakiは焼夷弾に構成しないです。

*このエントリは、ブログペットの「星影丸」が書きました。
EDIT  |  08:49 |  このブログに関する雑談  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2007.09.15 (Sat)

『最勝王(さいしょうおう)』

[著者]服部真澄
[出版社]中央公論新社
[初版発行]2006年7月25日

[感想等]
 平安京へ讃岐から出てきた佐伯真魚(さえきのまいお)は
難波の四天王寺で驚くべき画才の男・赤万呂に出会い親友となる。
 叔父の命令で、桓武天皇の皇子・伊予親王(いよのみこ)の
ブレーンになった、真魚は仏法の神髄を探っているうちに、
仏法のすべてがわかるという唐の「秘密宗」の経典の存在を知る。
 遣唐使が休止されているため、彼は僧門に入り名を教海と改め
国内で「秘密宗」に隠された謎を知ろうとするのだが、
四国で赤万呂と唐伝来の尊像に出会い、消えた船大工とその娘
の行方を追うことになる。
 “唐の浜”で、新羅由来の経典はじめ西方渡来の品々を発見、
四国沖で賊に襲われた唐生まれの異国の女に出会い、
賊から救い出した船大工や新羅の人々と逃げる途中、
教海は赤万呂の意外な過去を知り驚くのだが、船が沈み・・・。

 若い空海が、「秘密宗」を知ることになったいきさつや、
伊予親王やその兄弟たちが巻き込まれる王権を巡る陰謀など、
奈良から平安にかけての仏教や政治などを描いている歴史小説。
 さらには、赤万呂の過去、殺人事件や船大工の行方不明事件
などのサスペンス的な要素もあり、なかなか楽しめる作品である。

 惜しいのは、赤万呂の人物像が強烈で、主役の真魚(教海)
よりも魅力がある点である。
 また、船の事故の場面から唐突に時間が飛んでしまい、
いきなり空海が唐から帰ってくる場面になる点が判りにくい。

 ネタばれになってしまうが、もしかして赤万呂が、船の事故で
死んだ教海の代わりに空海になってしまったのかと思わせる点も
解決しないまま、終わってしまうのもかなり残念である。
 いっそフィクションとして、赤万呂が空海と称して、
教海の遺志を継ぐような形になったことにしてしまった方が
その苦労や葛藤などを描く余地もあり、空白の時間を埋めたり
面白みが増したのではないかと、感じてしまった。


最勝王

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 歴史 服部真澄

EDIT  |  18:20 |  まあ面白いと思った本(☆3つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2007.09.14 (Fri)

推理(BlogPet)

きょう星影丸は、推理された!

*このエントリは、ブログペットの「星影丸」が書きました。
EDIT  |  08:25 |  このブログに関する雑談  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2007.09.09 (Sun)

『還(かえ)らざる道』

[著者]内田康夫
[出版社]祥伝社
[初版発行]平成18年11月10日

[感想等]
 愛知・岐阜県境の奥矢作(おくやはぎ)湖で発見された他殺体。
 被害者は白陽インテリア会長の瀬戸一弘で、孫娘の雨宮正恵は
その死が、祖父の過去に関わりがある殺人ではないかと思い、
事件の真相と祖父の過去を調べる旅に出る。
 途中知り合った浅見光彦に助けられ、彼に思いを寄せながら、
彼女が知った昔の事件と、祖父の行おうとした正義とは?

 昔、不本意ながら、正義を貫くことが出来なかった男が、
人生の終わり近くに、償い、正したいとすることから、
殺人事件が起きてしまい、そこから過去の事件の真相が
掘り起こされるという物語である。

 木材の横流し、役人や議員などの不正などが絡むような、
昔も今もありえるような事件が事件の根である。
 浅見や正恵とたどっていく、瀬戸の過去や事件の真相、
正義を行おうとするものが簡単に殺されてしまう世の中や
50年たっても同じような事件が起こること、
権力に関する欲望の醜さなどに悲しみや怒りを感じてしまう
物語の展開が良く出来ていて、一気に読める作品である。

 しかし、犯罪の責任者の最後の責任の取らせ方はいまひとつ。
 今更かもしれないが、過去の事件も含め、きちんと
世間的にわかる形で、罪を償わせるべきではないのかと感じられた。


還らざる道

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 内田康夫

EDIT  |  10:37 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2007.09.07 (Fri)

珍名へ発想したかも(BlogPet)

きょう、bookrackは調査っぽい労働したかったの♪
だけど、珍名へ発想したかも。
だけど、bookrackで満足するはずだった。
でも、星影丸は、察しするつもりだった?
だけど、bookrackはブルーを恐怖しなかった。

*このエントリは、ブログペットの「星影丸」が書きました。
EDIT  |  08:53 |  このブログに関する雑談  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2007.09.02 (Sun)

『時の眼 タイム・オデッセイ』

[著者]アーサー・C・クラーク スティーヴン・バクスター
[訳者]中村融
[出版社]早川書房
[初版発行]2005年8月20日

[感想等]
 西暦2037年。国連平和維持軍のヘリコプターが墜落した、
アフガニスタンとパキスタンの境界。そこには、19世紀の英国の陸軍部隊が
ロシアの南下を阻止するために駐留していた。
 そして、英国の陸軍部隊はアウストラロピテクスの母子を捕らえた
ばかりであった。
 丁度同じ頃、降下体勢に入っていたソユーズは地上からの送信が途絶え、
途方にくれるが、地球が様々な時代・気候にパッチワークされたような姿に、
変わってしまっていることに気付く。
 やがて、国連平和維持軍と連絡が取れたソユーズ乗組員達は、支援無しの
地球への着陸を試み、落ちた所には13世紀のチンギス・ハーンの軍隊が。
 一方、21世紀の国連平和維持軍の3人は19世紀の英国陸軍と共に遭遇した、
4世紀のアレクサンドロスの軍と友好的な関係を結ぶことに成功し、彼らと
謎の電波を発しているバビロンを目指すことにする。

 2万年の地球の歴史の様々な地域が、パッチワーク状になってしまい、
銀色の球体「眼」に監視されているという発想は良く出来ていると思った。
 また、ソユーズに乗っていたアメリカ人のセーブル、
平和維持軍にいたイギリス人・ビセサ、アウストラロピテクスの母など
女性を中心人物に配置している点なども面白い。

 しかし、セーブルは天界の女と称し、モンゴル軍を操るという権力欲に
取り付かれてしまい、ビセサは娘への思いに苦しむという展開には
あまりに類型的すぎる気がしてしまった。
 また、歴史上の有名人物、チンギス・ハーンやアレクサンドロスが
登場してくるのに、彼らの軍がバビロンを同じように目指し、
戦う様子が描かれているだけで、この異常に対する彼らの生の感情や、
人間性のようなものが見えてこないように思えて、物足りない気がした。
 
 何より、シリーズの一作目ということだからだろうが、
「眼」の正体やその目的、その後などが判らないままで終わる点や、
夢とも現実ともハッキリしないような幕切れには、ガッカリしてしまった。


時の眼 タイム・オデッセイ

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 歴史 SF アーサー・C・クラーク スティーヴン・バクスター

EDIT  |  10:50 |  いまひとつだと思った本(☆2つ)  | TB(1)  | CM(0) | Top↑
2007.09.01 (Sat)

『オモチャ箱 安吾探偵控』

[著者]野崎六助
[出版社]東京創元社 創元クライム・クラブ
[初版発行]2006年12月15日

[感想等]
 『安吾探偵控』シリーズ、3部作完結編。
 昭和24年の東京。闇屋に監禁された令嬢・依子の救出に向かった
魔矢と巨勢少年は、途中で出会った記者の片倉と
降霊会の行わわれていた元子爵邸へ乗り込んでいく。
 が、そこでは屋敷の主人・平木が殺される事件が発生していて、
作家・坂口安吾が短剣を握って倒れ、令嬢や霊媒師・灰川、
被害者の妻・富士子は屋敷から姿を消していた。
 探偵団として事件の調査に乗り出す破目になった、片倉と
魔矢、巨勢少年だったが、記憶が一様に曖昧な降霊会参加者達と
怪しげなからくり人形達、贋坂口安吾の存在に、事件の真相は
なかなか明らかにならず・・・。

 降霊会や霊媒師、からくり人形のある怪しげな屋敷、
闇屋や共産党員など、戦後の混沌とした曖昧な雰囲気の中、
殺人事件の真相や真犯人を3日間という短い時間で
素人探偵の3人が、明らかにしていくストーリー展開である。
 
 だが、降霊会参加者が催眠術にかけられていて、
事件の記憶が曖昧だったり、犯人が催眠術で操られていたりと、
推理小説としては、アンフェアであり得なさそうな設定である。
 何よりも、ラストには真相解明を行い探偵らしくなるものの、
坂口安吾が薬物中毒で精神病院に入院していたり、贋者が現れたり、
犯人にされそうになったりと、ひどい有様であるのが哀しく感じた。

 最後の第2回作家クラブ賞受賞パーティの後、横溝正史邸での、
山田風太郎に関する記述が面白かったので、架空の物語なら、
彼を絡めた話にしたら面白かったのではないかとちょっと思った。

 なお、この作品も前作が未読でも、障りなく読める作品である。


オモチャ箱 安吾探偵控


<My Blog関連記事>『イノチガケ 安吾探偵控』

  

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 歴史 野崎六助

EDIT  |  12:01 |  いまひとつだと思った本(☆2つ)  | TB(1)  | CM(2) | Top↑
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。