05月≪ 2011年06月 ≫07月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2011.06.19 (Sun)

『SOSの猿』

[著者]伊坂幸太郎
[出版社]中央公論新社
[初版発行]2009年11月25日

[感想等]
 エクソシストが副業の家電量販店店員・遠藤二郎は、
知り合いの引きこもりの青年・辺見眞人の悪魔祓いを頼まれる。
 証券システム会社の調査員・五十嵐真は、300億円の損失を
出してしまった株誤発注事故の原因を調査している。
 この2つの出来事に、西遊記の斉天大聖・孫悟空が絡み、
ある全く別の出来事を解決していくことに・・・。

 引きこもり、コンピュータ社会への警告、子供の虐待など、
重たいテーマが含まれている作品なのだが、孫悟空などが登場し、
二人の主人公の話が交互に進むし、散漫で混乱させられる。

 子供の虐待が出来事に絡んでいるらしいことは、
途中でなんとなく判ってしまうのは仕方ないとしても、
オチの真相暴露にはちょっとガッカリさせられた。

 多分、それも作者の狙いなのだろう。でも、孫悟空などを
登場させずに、もっと現実的な視点で、単に二人の主人公の
関わっている事件が別の事件の解決にも結びつくという、
単純な構成の話でも、充分面白く出来たのではないだろうか。



SOSの猿




スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 伊坂幸太郎

EDIT  |  16:29 |  いまひとつだと思った本(☆2つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
2011.06.04 (Sat)

『きのうの世界』

[著者]恩田陸
[出版社]講談社
[初版発行]2008年9月4日

[感想等]
 水路と3つの塔のある地方の町にある水無月橋で、
よそから来た男・市川吾郎が死んでいた。
 他殺と思われる彼は、失踪という形で姿を消して、
町に突然やって来て、何かを調べていたらしい。
 彼は何を探っていたのか、そして、彼を殺したのは
誰なのだろうか?

 町の人でさえ、由来を良く知らない黒い3つの塔がある
「水路の町」で、余所者が殺されたという事件に関して、
彼に接した町の人々、彼の足取りを調べる「あなた」と
呼ばれる人物(正体は後で判る)などの視点で、
描かれる物語である。

 時間が戻ったり、二人称、三人称と口調が変わり、
色々な人物の想像や回想が混じるので、事件の真相が
なかなか見えてこない点はとても上手く出来ている。

 が、被害者にソックリな弟の登場したのに、その弟が
上手くストーリーに使われていない気がしたし、
町の設定や黒い塔の謎解きは面白いと思ったのだけれど、
少々非現実的すぎる設定のような気がした。

 しかし、何よりも、最後に明かされた被害者の死の真相
には、ガッカリさせられた。

 これは推理小説ではなく、ファンタジーとして楽しむ
作品だったようだ。



きのうの世界




テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステ 恩田陸

EDIT  |  12:00 |  いまひとつだと思った本(☆2つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。