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2005.04.30 (Sat)

『サソリの神Ⅰ オラクル ―巫女ミラニィの冒険―』

[著者]キャサリン・フィッシャー
[訳者]井辻朱美
[出版社]原書房
[初版発行]2005年2月5日

[感想等]
 この作品は砂漠の中の神殿や死者の都と港からなる、
「二つの国」の物語、3部作の第1巻目である。
 「オラクル」とは神殿の「お告げ所」のこと。
神殿で神に仕える九巫女がいて、
その最高位の「語り手」が神の声を聞き、人々に告げ、
王・アルコンが国を治めている。
 女主人公の巫女・ミラニィは聖なる神・サソリを運ぶ役の、
第2位の「運び手」に抜擢されたことで、
傀儡の偽の王を立てる企みを知り、阻止しようするストーリー。

 サソリを神聖化し、書記などの居る死者の都の下に、
王墓があるところなどはエジプト的であり、
王・アルコンは亡くなると10歳の少年として蘇り、
次の王位を継承するというしくみは、チベット的な感じがしたし、
巫女の神託などにはギリシャ的なものを感じるし、
過去の文明をいくつもミックスしたような感じがして、
ちょっと不思議なファンタジィ世界だと感じた。
 軍隊の将軍が巫女の最高位と結託して、
傀儡の王を立て自分達が国を治めようと企む点などは、
よく有りそうな話なのだが、
弔いの儀式などにみる神や宗教の設定が興味深い作品だった。
 ただし、弔いや次王決定などの宗教儀式が詳しい分、
王の統治の様子や、国の様子があまり判らなかったので物足りず、
続巻以降、そういう点が見たい気がした。


サソリの神Ⅰ オラクル

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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