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2005.11.23 (Wed)

『犬はどこだ』

[著者]米澤穂信
[出版社]東京創元社 ミステリ・フロンティア
[初版発行]2005年7月25日

[感想等]
 紺屋長一郎(こうやちょういちろう)が犬を専門に扱う予定で、
開いた調査事務所「紺屋S&R」なのに、
開業早々に友人からの紹介で持ち込まれたのは、
失踪した佐久間桐子という女性捜しと、古文書の調査だった。
 探偵に憧れていたといきなり訪ねて来た後輩の半田平吉(ハンペー)を
アルバイトとして雇い、彼に古文書、自分は女性の調査を
始めてみたところ、2つの調査は次第に関連してきてしまう。

 東京で銀行員をしていたものの、アトピー性皮膚症になったため、
退職する羽目になり、しばらく引きこもっていたら病気が全快し、
懐が厳しくなる前に自営業を始めることにしたという、
主人公の設定がネーミングを含めて面白い。
 主人公が25歳にしては落ち着いていすぎる気もしたものの、
ハンペー共々、誠実な感じの好感が持てたし、
彼らの住む場所の地理や歴史なども絡んで、
明らかになっていく佐久間桐子の人間像など、
2人の視点での調査の様子が、良く描かれていると感じた。

 もっとも、2つの調査が関連あることに、
読者はとっくに気付いているのに、彼らがなかなか気付かないのが
もどかしいと言う感じがしないでもない。
 また、ネットが絡む犯罪の陰湿さや、失踪した女性の行動など、
あまり綺麗事ではない結末もあるストーリーではある。
 が、主人公達のその後の話を期待したくなるような作品だと思った。


犬はどこだ

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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