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2006.02.01 (Wed)

『呪(のろい)のデュマ倶楽部』

[著者]アルトゥーロ・ペレス・レベルテ
[訳者]大熊栄
[出版社]集英社
[初版発行]1996年11月30日

[感想等]
 デュマの名作『三銃士』第42章の肉筆原稿の真贋調査を依頼された、
スペインの稀覯本狩猟家ルーカス・コルソ。
 原稿を売却した料理本出版社オーナーの自殺に疑惑を抱きつつ、
中世の悪魔を呼び出すという奇書『影の王国への九つの扉』の捜索まで依頼され、
命を狙われつつ、ポルトガルやパリへ飛び、調査をすることになる。
 
 コルソをはじめとする登場人物達が皆、一癖も二癖もある感じで描かれ、
コルソと行動を共にする『シャーロック・ホームズ』の
登場人物を名乗る謎の若い女性の存在などにも興味を抱かされた。
 また、デュマの原稿の話などの薀蓄や機構本に関する話などが、
展開されるのはなかなか興味深かった。

 しかし、17世紀の奇書からオカルト的な悪魔崇拝の話までに波及し、
パリやポルトガルにまで舞台が移り、話が広がりすぎてしまい、
肝心のデュマの肉筆原稿の話より、奇書の謎解きの方が面白く、
詰め込み過ぎているような感じがしたのが残念である。
 また、語り手が調査をしているコルソ自身ではなく、
彼の友人の文芸評論家ボリス・バルカンであり、
回想形式をとっているという点が、凝っているのだろうが、
コルソの行動などに感情移入し難いような感じがした。


呪のデュマ倶楽部

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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