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2006.02.11 (Sat)

『顔 FACE』

[著者]横山秀夫
[出版社]徳間書店 徳間文庫
[初版発行]2005年4月15日

[感想等]
 D警察の似顔絵婦警・平野瑞穂を主人公とする連作短編集。
 平野瑞穂は鑑識課で似顔絵を作成し活躍していたものの、
とある事件が元で休職する羽目になり、復帰後は秘書課に配属されている。

 男社会の中で軽視されがちな婦人警官という辛い立場や、
事件のトラウマを抱えながらも正義感や
現場での仕事へ復帰したいという思いで懸命に働く瑞穂の姿が
彼女の遭遇する事件や人々との関わりを通じて描かれているのだが、
そんな瑞穂の姿はとても清々しく、好感が持てた。
 しかしながら、「だから女は使えない」と言われ、
都合によって、あちこちの部署へ回される瑞穂の姿や
D警察婦警の母・姉である婦警担当係長・七尾(ななお)友子の
苛立ちなどから、警察以外の一般の会社でもありそうな、
男女雇用均等法が出来、変化してきてはいるものの、
未だに残る、男性の既得権を守りたいという気持ちなどを
感じさせられた点は、切なかった。
 
 どの短編も面白かったが、特にラストの『心の銃口』は、
婦警の拳銃携帯が認められた矢先、婦警が拳銃を奪われる事件が発生し、
瑞穂が拳銃を携帯し、女性軽視の傾向の有る刑事とコンビで、
事件を捜査することになるという内容で、
瑞穂だけでなく、婦警の拳銃携帯に尽力した七尾や、
拳銃を奪われた南田安奈の姿なども良く描かれていて、
警官の拳銃携帯問題や警官の犯罪などといった
様々な要素を含んでいて、読み応えがあった。


顔 FACE

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

EDIT  |  01:09 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(2) | Top↑

★おじゃまします

横山さんの本は「動機」「半落ち」の2作品しか読んでませんが、
地味ながらも面白いと思っておりました。
この作品も次、挑戦してみます。

読みたい本が見つからない時、ちょくちょく遊びにきます。
ペッタンコ |  2006年02月20日(月) 02:25 | URL 【コメント編集】

★コメントありがとうございます

ペッタンコさん、はじめまして。
コメントをありがとうございました。

私も『半落ち』『動機』などを読んで、面白く感じたので、
この作品を読んでみた口です。

この作品も、婦人警官さんが主役で、
現実に居そうな警官や人物達が登場してくる作品で、
地味なんですけど、多分、『動機』などが
面白く感じられたのでしたら、
お気に召すと思いますよ。
bookrack |  2006年02月20日(月) 16:08 | URL 【コメント編集】

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