05月≪ 2017年06月 ≫07月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2006.02.15 (Wed)

『いまは誰も愛せない』

[著者]リサ・ガードナー
[訳者]前野律
[出版社]ソニー・マガジンズ ヴィレッジブックス
[初版発行]2004年10月20日

[感想等]
 連続レイプ犯人エディ・コモが裁判所への護送の際に射殺され、
逮捕に協力した3人の被害女性達「サバイバーズ・クラブ」が疑われる。 
 ロードアイランド州警の部長刑事ローン・グリフォンが、
プロヴィデンス市警の刑事と共に、真相解明のため彼女らに接触するのだが、
新たなレイプ事件が発生、死んだはずのエディのDNAが発見され、
誤認逮捕ではなかったかという疑いまで浮上してきてしまう。

 妹・トリシアが殺されるのを助けられなかったキャリアウーマンのジリアンや、
襲われた後、夫と上手く行かず精神が病んでしまった主婦・キャロル、
記憶を失った女子大生のメグという被害者達とその家族の姿などに
レイプというのは殺人に劣らないくらい、人を破壊しようとする
卑劣な行為であるという怒りを感じさられせた。
 また、その被害者達を容疑者として調べる刑事のグリフォンが、妻の死や
親しくしていた隣人が凶悪な殺人犯だったという辛いトラウマを抱えていたり、
容疑者を裁判も受けずに殺させるという真犯人の悪魔的な企みなどがあり、
非常に重たく暗いストーリー設定だと思った。

 しかし、被害者達や刑事達、容疑者という主な登場人物だけでなく、
被害者の家族達、容疑者の妻といった人々、さらには真犯人までもが、
それぞれ現実感のある人物達に描かれていて、魅力があるように思えたので、
読み応えを感じ、一気に読んでしまった。
 何よりも、傷つきながらも前向きに生きようとする女性達の姿には心を打たれ、
彼女らの将来に、希望を感じさせる終わり方も良かったと思う。
 
 ミステリとしても、科学捜査やDNA鑑定を逆手に取った真犯人のトリックが
良く出来ていて、面白かった。


いまは誰も愛せない

スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

EDIT  |  21:13 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。