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2006.03.08 (Wed)

『疑惑のサンクチュアリ』(上・下)

[著者]アンドレア・ケイン
[訳者]藤田佳澄
[出版社]ソニー・マガジンズ ヴィレッジブックス
[初版発行]2004年4月20日

[感想等]
 弁護士・ヴィクトリアはセントラルパークでジョギング中に、
病院のガウンを着て苦しげに倒れる、イタリアに居るはずの
妹・オードリーを見つける。
 しかし、助けを呼びに行くうちに、妹は消えてしまい、
ヴィクトリアは母や妹のことなどで確執のある父をしぶしぶ訪問し、
協力を依頼しようとするが、父は失踪の事実さえ認めようとしない。
 その父の態度に不審を抱いたヴィクトリアは妹が言い残した
7桁の電話番号や父の通信記録からホープ・インスティテュートという
個人病院を付きとめるのだが、その病院も妹の入院を隠している。
 そんなヴィクトリアの前に、4年前に別れた、元恋人・ザカリーが現れ、
彼がFBIの依頼でその病院を調査していることを知らされる。
 その病院は、ヴィクトリアの父が顧問弁護士をしているらしく、
違法な麻薬取引をFBIは疑っているらしいのだ。

 ミステリとしては、不審な病院の謎や妹の拘束などが気を持たせ、
FBIに協力して病院に潜り込んだりするなどの行動も面白い設定で
妹の救出や、病院の謎や黒幕の解明まで、充分に楽しめた。
 主人公やその身内や元恋人、仕事仲間などの身近な人物だけでなく、
叔父のアパートのドアマンと言った類の端役達まで、
人物設定が細かくされていて、実際に居そうな人物と感じられ、
なかなか良く出来ていたと思う。
 
 特に、有名な弁護事務所で地位のある父の影響下で働くことを拒み、
小さな弁護事務所を作り、弱者を助けるような弁護活動をしている
主人公の生き方には理想を追求する清々しいものを感じられた。
 が、そんな主人公が妹を救いたいがためとはいえ、
その信念を曲げて、父の事務所へフリーの弁護士として入りこみ、
あまりフェアではないやり方で、病院のことを探ろうとした点は、
失望を感じさせ、残念に思われた。


疑惑のサンクチュアリ(上)疑惑のサンクチュアリ(下)

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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