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2006.04.08 (Sat)

『日輪の遺産』

[著者]浅田次郎
[出版社]徳間書店 徳間文庫
[初版発行]2000年4月15日

[感想等]
 帝国陸軍がマッカーサーから奪った時価2百兆円に上る財宝が
終戦直前、極秘裏に隠匿された。
 50年後、競馬場で丹羽明人(にわあきと)が出会い、
手帳を貰い、その死を見取った老人・真柴(ましば)は、
その隠匿の密命を帯び実行したた軍人の1人・近衛師団の真柴少佐だった。
 残された手帳に隠された財宝の隠匿の状況、その場所などの
驚くべき真実が書かれていた。
  
 不動産の仕事に失敗して破産しかけている丹羽や、
家庭が崩壊しながらもボランティアをしている海老沢などに、
大金の夢を見させながら、孤独な老人がずっと秘めていた歴史の事実や
辛い過去を掘り起こしてしまうという構成が良く出来ていた。
 また、真柴を知り、丹羽や海老沢にも関わっていく、
楽隠居している大金持ちの大家・金原の意外な正体や人間味を知ったり、
終戦後の日本の繁栄のため、財宝の秘密を守ろうとして命を落とす
作戦実行者の1人・小泉中尉やその財宝を捜そうとするマッカーサーや
その通訳をする日系のアメリカ軍人・イガラシ中尉、戦時下の女学生達など、
人物達がそれぞれ印象的で心に残った。
 財宝がどうなったかという謎が解けていき、知らされる真相だけでなく
終戦直前の軍内部の混乱や終戦後のマッカーサーの動向などの描写も興味深く、
言うまでもないが、戦争の残酷さ・悲惨さを感じさせられた。


日輪の遺産


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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