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2005.10.10 (Mon)

『ヘンリーの身に起こったこと』

[著者]シャロン・パイウェル
[訳者]匝嵯玲子(そうされいこ)
[出版社]早川書房
[初版発行]2005年9月30日

[感想等]
 この作品は1960年代から始まる、アメリカ・ニューヨーク州に住む、
ヘンリー・クーパー少年と妹・ローレン、弟・ウィンストンを中心とした
子供達の成長や家族の出来事が語られるストーリーであるのだが、
クリスマスに起こった感電事故によって、ヘンリー少年の頭の中には
第二次大戦後に亡くなった広島の被爆男性・アサガオが住みついてしまう、
という設定によって、とても不思議な物語に仕上がっている。

 しかし、ヘンリーでなく妹・ローレンを中心に描かれている部分が多く、
ローレンの結婚や職場での出来事などは面白いものの、
ヘンリーの葛藤などが直接的に伝わってこない点が気になったし、
アサガオの存在を知る者ではあるが修道女・レナーダのエピソードが
長々と描かれていたりなど、少々詰め込みすぎな感じがした。
 また、ヘンリーの頭の中のアサガオが回想している風な文章が、
物語に時々、挿まれているのが面白くはあるのだが、
物話の流れを中断してしまっているように感じられたり、
日本人の名前や習慣などの点で奇妙に感じる点があるのが残念である。

 さらにいえば、原爆の被害者の日本人の意識を知ったアメリカ人が
お盆などの日本の年中行事にこだわるだけのように思えた点なども、
少々物足りないように感じられた。


ヘンリーの身に起こったこと

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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