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2006.04.15 (Sat)

『エデンの命題 The Proposition of Eden』

[著者]島田荘司
[出版社]光文社 カッパノベルス
[初版発行]2005年11月30日

[感想等]
 アスペルガー症候群の子供たちを集めたアスピー・エデン学園で学ぶ
ザッカリ・カハネは、居なくなった女友達のティアが残したメールより
学園の秘密などを書いたフロッピー文書「エデンの命題」を入手する。
 ティアがある一族の長・ユージンの為に殺されようとしていて、
ザッカリももうすぐ殺されるだろうというその文章の内容に
驚いたザッカリは殺されまいと学園から逃げ出す。
 ティアの知り合いという弁護士・ボブを頼ったザッカリは、
相手を殺し生き延びれば良いという、ボブの秘書・コートニーの言葉に、
ザッカリはユージンの居る病院に行き、彼を殺そうとするが、
意外な事実が彼を待っていたのだった・・・
という表題作『エデンの命題 The Proposition of Eden』他、
記憶を失った男が主人公の『ヘルター・スケルター』を収録している。

 表題作『エデンの命題』は旧約聖書のアダムとイブの物語を
遺伝子操作やクローンで解釈するという点が面白く、
アスペルガー症候群という病気などの解説も興味深く感じる作品なのだが、
主人公達がクローンであるという、最近良く見聞きするような
設定のストーリーではないかとちょっと失望しかけていたら、
最後に意外な真実が明らかになり、すっかり騙された感じを味わえたのが
良く出来ていて、楽しむことが出来た。

 また、『ヘルター・スケルター』も、記憶喪失の男・トマスが
実は複雑な精神障害を持っていて、彼が次第に過去の自分や関わった犯罪、
チャールズ・マンソンらと犯したシャロン・テート殺害などを
思い出していくというストーリー展開を楽しんでいたら、
最後に思わぬ展開になって、トマスと一緒に、
騙されている自分に気が付くという羽目になってしまい、
ちょっと悔しい思いをさせられたが、その趣向に感心させられた。


エデンの命題

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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