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2006.04.22 (Sat)

『サンタクロースのせいにしよう』

[著者]若竹七海
[出版社]集英社 集英社文庫
[初版発行]1999年11月25日

[感想等]
 3年半の恋愛に終止符をうったばかりのの私こと
岡村柊子(おかむらしゅうこ)が引越しを考えていたら、
中学時代の友人・彦坂夏見(ひこさかなつみ)から
料理さえ作れば家賃はタダという条件で同居人を捜す友人がいる
という話を教えられる。
 その友人・松江銀子(まつえぎんこ)と一緒に住むことした柊子は
郊外の築25年の一軒家で、ちょっと変わり者の銀子や老女の幽霊、
ご近所の人々の起こす様々な事件に巻きこまれてしまうことになる、
という7篇の短編を収録した連作ミステリ集。

 お嬢様でちょっとピントのずれた感じの銀子のキャラクターや、
彼女に振り回されることになる主人公・柊子やその友人・夏見や
銀子の家の近所に住む人々や銀子の家族など、
出てくる人々だけでなく起こる事件は身近な何気ないような出来事なのに
ちょっと変わっているという点がユーモラスながら、
登場人物の心理などの造型に深味がある作品になっている。
 表題作『サンタクロースのせいにしよう』の近所の嫌われ者の女性を
懲らしめて溜飲を下げる話なども、嫌味に感じなかったし、
ちょっと非現実的な老女の幽霊の正体が判る『犬の足跡』なども、
突飛なのに納得して読めたし、どの作品も楽しめる作品である。
 が、それだけでなく作品を読み進んでいくうちに、銀子の過去を知り、
夏見をはじめとする周囲の人々や事件を通じて、主人公・柊子が、
人間的に成長していくように感じられたのが興味深かった。


サンタクロースのせいにしよう


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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