06月≪ 2017年07月 ≫08月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2006.04.23 (Sun)

『口中医桂助事件帖 手鞠花おゆう』

[著者]和田はつ子
[出版社]小学館 小学館文庫
[初版発行]2006年3月1日

[感想等]
 口中医・桂助の前に歯の治療のために現れた美女・おゆうは
女手ひとつで呉服屋を切り盛りする、評判の女性だった。
 彼女の店から独立するお紺の為に房楊枝を作ってほしいと
頼んできた彼女が、火事の下手人として捕らえられてしまい。
友人の飾り職人で房楊枝を作る鋼次や町医者・道順の娘・志保と共に
桂助は彼女の疑惑を晴らそうとする表題作『手鞠花』など、
江戸時代を舞台に口中医・桂助が活躍する5つの連作短編作品集。

 シリーズ第2作目なのだそうだが、
桂助や鋼次・志保の人間関係や人物像や口中医という職業などが
鋼次の視点からきちんと説明されているので、
独立した作品として充分楽しめた。
 口中医をしている桂助が老舗の呉服屋藤屋の若旦那で、
治療に金がかかり公家や豪商、名門の武家しか診ない医者ではなく、
金は関係なく庶民にも口中衛生を薦めようとしているという点が良く、
医師としてだけでなく、良心的な人柄の桂助や彼を慕う志保、
桂助に恩を受けているからだけでなく力を貸す鋼次など
人間味のある主人公達に好感を抱いた。

 特に、暗い過去のある美女・おゆうの過去や正体が判明する、
最終話『忍冬(にんどう)屋敷』は、
連作の終わりとしてだけでなく、全ての作品の裏の真実が見え、
幕切れに、心を痛める桂助の姿が悲しく思えたが、
彼に志保や鋼次が居ることにほっとするような終わり方が良かった。


口中医桂助事件帖 手鞠花おゆう

スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

EDIT  |  09:43 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(3) | Top↑

藤屋でなくおゆうのと、著者とかかかり
星影丸は、友人などを説明したかったの♪


BlogPetの星影丸 |  2006年04月23日(日) 12:33 | URL 【コメント編集】

はじめまして

私、この本を全く知らなかったのですが、ミステリーですか?
そうだったらちょっと興味があるので、読んでみようかなと思いました。
トモカ |  2006年04月24日(月) 23:58 | URL 【コメント編集】

★「事件帖」ですので・・・

トモカさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

「事件帖」というタイトル通り、
江戸時代を舞台にして様々な事件が起こる作品なので、
ミステリと分類出来るのではないかと思います。
時代劇に関心がありましたら、楽しめると思いますよ。
bookrack |  2006年04月26日(水) 23:34 | URL 【コメント編集】

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。