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2006.05.20 (Sat)

『仁木悦子 名探偵コレクション①線の巻―吉村記者の全事件』

[著者]仁木悦子
[出版社]出版芸術社
[初版発行]平成18年3月25日

[感想等]
 新聞記者・吉村駿作が謎解きに挑む作品集で、
ラジオの配線図をめぐる長編『殺人配線図』、
タイプライターを小道具にした『死の花の咲く家』、
認知されていない子供の調査の『幼い実』、
身代金誘拐事件を描いた『乳色の朝』、
正月のアパートでの殺人事件を扱った『みずほ荘殺人事件』
の全5篇を収録している。
 
 『殺人配線図』はラジオの配線図を使った犯罪を扱ったもので、
昭和35年発表ということで、古臭く感じられる設定もあるものの、
なかなか面白いトリックで楽しめた。
 また、吉村記者初登場作の『みずほ荘殺人事件』は昭和35年の
雑誌『宝石』に犯人当て懸賞付き小説として発表されたものだそうで、
雑誌掲載時の『宝石』編集長・江戸川乱歩のコメントや、
評論家・平野謙と著者との作品に関する論争も収録されていて、
その当時の雰囲気を味わうことが出来るのも面白かったし、
単なる痴情による女性が殺されただけかと思われる事件に
遺産や偽札など様々な要素が絡んで、犯人を判り難くした、
凝った構成がなかなか良く出来ていると思われた。



仁木悦子 名探偵コレクション①線の巻―吉村記者の全事件


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