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2006.05.28 (Sun)

『瑠璃の契り 旗師・冬狐堂』

[著者]北森鴻
[出版社]文藝春秋
[初版発行]2005年1月15日

[感想等]
 骨董業界を店舗を持たない旗師(はたし)として生きる
「冬狐堂(とうこどう)」こと宇佐見陶子(うさみとうこ)を
主人公とした古美術ミステリー集。
 『倣雛心中(ならいびなしんじゅう)』『苦い狐』
『瑠璃の契り』『黒髪のクピト』の4篇を収録している。

 前作『緋友禅 旗師・冬狐堂』同様に骨董業界の駆け引きや
その裏側を楽しめるだけでなく、
この作品集では陶子の過去を明らかになる点が良く、
眼病の不安の中でも一生懸命に生きていく
陶子の強さや厳しさが感じられ、好感を抱いた。

 特に、患った陶子に付け入り騙そうとする同業者・
「富貴庵」の芦辺が持ちこんだ人形を巡り、
騙されるどころか商品の価値を高めることになるという
痛快な顛末を描いた『倣雛心中』は、
人形や製作者の秘密が明らかになる点が良かったと思う。
 また、格安で手に入れた瑠璃ガラスの切り子から、
カメラマンの親友・横尾硝子の過去を知る『瑠璃の契り』、
陶子の学生時代や元の夫との過去が絡んでくる『苦い狐』と
『黒髪のクピト』の他の作品も、ミステリとしても、
人間を描いたドラマとしても楽しめ、面白く感じた。


瑠璃の契り 旗師・冬狐堂


<My Blog関連記事>『緋友禅 旗師・冬狐堂』

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