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2006.07.01 (Sat)

『孔雀狂想曲』

[著者]北森鴻
[出版社]集英社
[初版発行]2001年10月30日

[感想等]
 骨董店「雅蘭堂(がらんどう)」の店主・越名集治(こしなしゅうじ)を
主人公とするミステリー短編集。
 店で売れた鉱物標本を巡り殺人事件が発生する表題作『孔雀狂想曲』
など8編を収録している。
 
 どの作品も骨董品を巡る、様々な事件とその真相を楽しめるのだが、
『孔雀狂想曲』は鉱物標本が意外な使われ方をするのではという、
越名の推理が当たり、偽作事件に発展するという
いかにも古美術界らしい犯罪や事件が面白かった。
 その他では、越名が亡くなった女性より預かった切り子細工を巡り、
それを贈与された女性の過去にあった事件の真相が見えてくる
『キリコ・キリコ』も瓶に対する意外な着想が良かった。

 何よりも「冬狐堂(とうこどう)」こと宇佐見陶子(うさみとうこ)を
主人公とした古美術ミステリーに脇役で登場していた越名集治が
主役ということで、期待を持って読んだのだが、期待を裏切られず、
骨董の世界での出来事を巡る事件を通しての越名の姿に
陶子の協力者として感じていた気の良さだけでなく、
したたかな部分や骨董への知識が充分にあるのが判ったし、
今まで謎だった越名の素性なども判った点や
押しかけアルバイト女子高生・安積(あつみ)との会話が楽しかった。
 もちろん、宇佐見陶子のミステリーを読んでいなくても、
充分に楽しめると思う。


『孔雀狂想曲』


<My Blog関連記事>『狐闇』

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