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2006.07.15 (Sat)

『さゆり』(上・下)

[著者]アーサー・ゴールデン
[訳者]小川高義
[出版社]文藝春秋 文春文庫
[初版発行]2004年12月10日

[感想等]
 昭和の初め、小さな漁村で育った・千代は9歳の時
京都の祇園の置屋へ売られてしまう。
 先輩芸妓・初桃のいじめや、女郎屋に売られた姉と
故郷へ逃げようと図ったことで、
芸妓への道を閉ざされたかと思われた千代だったが、
祇園一の美女と評判の高い豆葉の妹分として、
さゆりという名前で芸妓になれることにらる。
 15歳の時、当時最高額での水揚げを果たし、
やがて人気芸妓となっていく。
 ハリウッド映画化もされた作品である。

 さゆりが半生をアメリカで語ったという形式で
物語は、彼女の視点で進んでいくのだが、
花柳界の特殊な事情などの、私には良く判らない点も、
そんなものではないかと思わせるストーリー展開で
(翻訳者の腕が良いのかもしれないが、)
不自然でなく、日本をきちんと描写している作品だと思った。
 もちろん、一人の女性の波乱の半生を感動的に描いているが
とても興味深く感動的な作品である。

 ただ、上巻から下巻初めの芸妓になるまでの展開や
初桃のいじめに打ち勝っていく姿などが、感動的で面白い分、
後半の第二次大戦前後のエピソードや、
憧れの人、会長さんこと岩村の世話を受けることになった後の
話の展開がいまひとつ面白みにかけたのが残念に思えた。
 特に、もう少し、岩村との生活などを深く描いて欲しかった気がする。


さゆり(上)さゆり(下)


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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