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2006.08.05 (Sat)

『水の中のふたつの月』

[著者]乃南アサ
[出版社]文藝春秋 文春文庫
[初版発行]2003年11月10日

[感想等]
 スケジュール帳を一杯にして忙しがるOL亜理子、
頻繁に手を洗わないといられない梨紗、
見栄っぱりで嘘ばかりつく恵美というのが現在の姿の、
小学生の時の仲良し3人組が十数年ぶりに再会した。
 3人が交わした秘密の「約束」とは何なのか。
封印していた過去が少しずつ掘り起こされ、
現在の1人の男・哲士を巡る駆け引きから、
また、新しい秘密が生まれていく。

 最初は、久しぶりに会ったかつての友達同士が、
子供の頃を懐かしんでいるうちに、
忘れていた事件を思い出し、その謎解きがなされるという
良くある類の話かなと思っていたら、
3人の女性たちが現在も1人の男を巡り、
子供の頃と同じような罪を犯し、秘密を共有してしまうという
反省も進歩も無い姿に恐しさを覚えさせられるような作品であった。
 こういう友情関係は決して持ちたくないものだと思ったし、
犯罪以外の行動でも道徳的に許せない部分が多く、
彼女らの誰にも共感を覚えたり同情が出来なかった。

 話の展開としては、現在の部分は判り易いのだが、
回想シーンになると、出てくる少女が誰なのかが判り難く、
混乱を誘うような技巧なのかもしれないが、
すっきりしなくて、いらいらさせられた。

 何よりも、エピローグの終わり方、
誰も罰を受けることが無く、彼女らの関係が続いて、
また何かやりそうな雰囲気を感じさせる終わり方に至っては、
がっかりしてしまった。


水の中のふたつの月

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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