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2006.08.09 (Wed)

『ニッポン硬貨の謎』

[著者]北村薫
[出版社]東京創元社
[初版発行]2005年6月30日

[感想等]
 エラリー・クイーン生誕百年記念出版。
 未発表の本格ミステリの巨匠エラリー・クイーンの遺稿を翻訳した
という体裁で描かれるパスティーシュ。
 1977年、来日したミステリ作家でもある名探偵エラリー・クイーンが
招聘した出版社などの公式日程をこなしながら、
東京に発生していた幼児連続殺害事件に興味を持つ。
 大学のミステリ研究会に所属する小町奈々子は、
ファンの集い「エラリー・クイーン氏を囲む会」に出席し、
『シャム双子の謎』論を披露し、クイーン氏の都内観光のガイドをすることに。
出かけた動物園で幼児誘拐の現場に行き合わせたことから、
名探偵エラリーが誘拐と幼児連続殺害事件との関連を見つける。

 日本に来たエラリー・クイーンが活躍した事件があったことや、
それが初公開されたという設定を楽しめるような、遊び心のある、
エラリー・クイーンのファンにとっては、とても楽しい展開の
ストーリーだと思う。
 アメリカ人のクイーンから見た形で綴られる日本の風俗など、
誤解や疑問がある点など、なかなか面白く描写されていると思うし、
登場人物の女子大生に語らせる形の著者のクイーンの作品論も良かった。
 が、事件の謎解きや犯人像などは、それほど意表をつくものでなく、
その点が、少々残念に思えた。

 ただし、クイーンの作品『シャム双子の謎』他のネタばれがあるので、
クイーンの作を未読の方にはお薦め出来ない点があるし、
若竹七海他による作品『競作 五十円玉二十枚の謎』にも
関連しているので、それも読んでいた方が楽しめるだろう。


ニッポン硬貨の謎

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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