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2006.09.03 (Sun)

『天涯の船』(上・下)

[著者]玉岡かおる
[出版社]新潮社 新潮文庫
[初版発行]平成18年1月1日

[感想等]
 明治17年、アメリカ行きの留学船で姫君の身代わりにされた下働きの少女。
 彼女は姫・ミサオとして、船酔いと折檻まがいの躾を受け、
海へ飛び込もうとした時、運命の人・光次郎に出会う。
 が、彼への思いは実らず、オーストラリア子爵・マックスに求婚され、
日本へ戻らない決意で欧州へ嫁ぐことになる。
 やがて、留学時のミサオの友人と結婚した光次郎は日本で実業家として成功、
子爵夫人としての地位を守ったミサオは、再びめぐり合う。

 二つの大戦をはさみ、アメリカ・ヨーロッパ・日本という広い舞台で
繰り広げられる物語を、現代の女性が語るという形式であり、
語り手の女性の正体が当初、良く判らず、少々戸惑ったものの、
1人の日本女性の生き様や愛を描いた激しいストーリー展開に驚き、
感動しながら、一気に読み切ってしまった。

 特に、最初から登場する小道具・船の形のブローチの使い方、
アメリカへ留学している時代のミサオ達の様子が面白く、
実際の歴史の中に本当にこういう男女がいたのではないかと思わせる、
描写や造型の巧みさには感心した。


天涯の船(上)天涯の船(下)

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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