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2005.09.17 (Sat)

『アイルランド幻想 ゴシック・ホラー傑作集』

[著者]ピーター・トレメイン
[訳者]甲斐萬里江
[出版社]光文社 光文社文庫
[初版発行]2005年8月20日

[感想等]
 盲目の音楽家が妻の薦めで静養のため引っ越した
アイルランドの田舎の古い修道院跡に建てられた家の庭にあった
ディアンケルト神ゆかりの悪を癒すという石を巡る『石柱』など
全11篇を含むホラー傑作集。

 ゴシック・ホラー集ということなのだが、
単に幽霊や妖精が絡んだ恐い話というより、
アイルランドという国が過去の歴史において、
イギリスによる過酷な植民地政策を受けたことや
大飢饉で人口が消・流失したことなどへの民の怒りや嘆きなどが
背景になっていたり、恨みが色濃く描かれている作品が多く、
非常に奥深い怖さを醸し出している。

 どれも興味深かったが、私が面白いと思ったのは『恋歌』という
現代の主人公が過去の時代に行ってしまい、
出会った女性との関わりから起こった殺人事件が、
伝説となって残ってしまったという作品である。
 その際録音した女性の歌う歌がカセット・テープに
残っているという点など幻想的だし、宿命観なども感じられて
良かった。


アイルランド幻想 ゴシック・ホラー傑作集

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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