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2006.09.27 (Wed)

『第三の時効』

[著者]横山秀夫
[出版社]集英社 集英社文庫
[初版発行]2006年3月25日

[感想等]
 殺人事件発生から15年の通常の時効の後、
海外渡航の7日間分の「第二の時効」が成立直前に、
F県警強行犯捜査二係、通称「二班」班長・楠見が捜査員達に知らせずに、
仕組んでいた「第三の時効」によって犯人を逮捕するサスペンス、
表題作『第三の時効』などの警察小説全六篇を収録する短編連作集。
F県警強行犯シリーズ第一弾。

 表題作は意外な「第三の時効」という発想と、班長・楠見や部下の森などの
人物造型が面白い作品であった。
 そのほかの作品も、発生する事件そのものの解決までの、
警察の内部の事情や捜査の模様の面白さだけでなく、
強行犯捜査係の三班のそれぞれの班長・刑事の争いや逮捕への執念など、
個性豊かな登場人物の人物像などがリアルなドラマになっているように
思われる作品ばかりで、どれも堪能出来る作品であった。

 その中でも、お調子者と思われている「一班」の刑事・矢代勲が、
幼い頃、知らないうちに誘拐犯に利用された過去に苦しんでいて、
同じように子供時代に利用され父を毒殺してしまった青年・阿部と
関わることになる青酸カリ殺人事件の捜査やその顛末を描いている
『ペルソナの微笑』という作品は、矢代の内面の苦悩を深く描いた
非常に暗く重いストーリーになっているのだが、
現在の事件と過去事件の両方を解決してしまう展開の巧みさ、
ラストの鮮やかさが心に残る作品であった。


第三の時効

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

EDIT  |  23:02 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(1)  | CM(2) | Top↑

二転三転する展開がスリリングでした。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
藍色 |  2010年06月26日(土) 17:38 | URL 【コメント編集】

★Re: タイトルなし

承認が遅くなってごめんなさい。
いつもTBありがとうございます。
bookrack |  2010年07月19日(月) 16:07 | URL 【コメント編集】

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★第三の時効 横山秀夫

F県警捜査第一課が遭遇する難事件の数数。 あやふやなアリバイこそが実は鉄壁のアリバイになりうるという、 容疑者の仕掛けた狡猾な罠に挑む...
2010/06/26(土) 17:20:55 | 粋な提案
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