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2006.10.09 (Mon)

『十字の刻印を持つふたり アニタ・ブレイク・シリーズ1』

[著者]ローレル・K・ハミルトン
[訳者]小田麻紀
[出版社]ソニー・マガジンズ ヴィレッジブックス
[初版発行]2006年4月20日

[感想等]
 不死のモンスター「アンテッド」が合法化されていて、
ヴァンパイアや人狼や人鼠といった獣憑きが住んで居るという設定の
別世界のセントルイスを舞台にしたホラー風味のロマンチック・サスペンス。
 特殊な技能で死者を蘇生させる蘇生師(アニメーター)のアニタ・ブレークは
罪を犯したヴァンパイアを殺す処刑人という裏の顔も持ち、恐れられている
若い華奢な女性である。
 彼女は美貌のマスター・ヴァンパイアのジャン・クロードより、
最近起こったヴァンパイア連続殺人事件の犯人をつきとめる仕事依頼を受け、
断ったものの、友人の安全のため、仕方なく引き受けさせられる。

 ヴァンパイア処刑人・アニタと美貌のヴァンパイアのラブサスペンスだろうと、
軽い気持ちで読み始めたのだが、2人のラブロマンスや謎解きよりも、
ヴァンパイア、獣憑きやゾンビの闊歩するホラー的な部分や
アニタがヴァンパイア等と戦うアクション的要素が強い作品であった。
 特に、肝心のヴァンパイア殺人事件の犯人に関しては、
私は途中で判ってしまい、少々ガッカリした。

 良く出来ている点は主人公・アニタがスーパーウーマンではなく、
友人の身を案じたり、ジャン・クロードの魅力と葛藤する、
迷い、傷つく若い女性である点である。
 彼女に感情移入しながら、ホラーな世界を味わい、戦い、
謎を解くという展開がゲーム的ではない雰囲気がしたのが良い。

 実は本作は、1993年に初めて発表された時には、
モンスターが出たり、ヴァンパイアハンターの女性が活躍する
初めての珍しいロマンス作品だったということで、ラブサスペンスでなく、
ファンタジィとして出版されたそうだ。
 そして、今ではアメリカでは人気シリーズになり、何作も続編が出ているらしい。
 なるほど、ちょっとアニタとジャン・クロードのその後も気になるし、
続きが読んでみたくなる作品である。


十字の刻印を持つふたり アニタ・ブレイク・シリーズ1

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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