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2006.10.15 (Sun)

『ストロボ』

[著者]真保裕一
[出版社]新潮社 新潮文庫
[初版発行]平成15年5月1日

[感想等]
 写真家としてのキャリアと名声を手にしてい50代の喜多川を主人公に、
40代、30代、20代へと彼の記憶をさかのぼっていくような形で、
展開される連作小説。

 第五章「遺影」の50歳の喜多川から始まり、
22歳の第一章「卒業写真」で終わるという形式が面白く、
人との出会いや彼の転機が、その時代の彼の視点で語られていくのが
とても良く出来ている。
 また、第一章まで読み進むうちに、様々な真実が見えてきて、
喜多川の人物像が深く判っていくようになるのが面白い。

 中でも心に残ったのは第四章の「暗室」。
 ヒマラヤで遭難した女性カメラマン・晴美との不倫と別れのいきさつと
同じように彼女と関係があった男からの依頼によって、
遭難前に彼女が撮った写真の現像を40代の喜多川が引き受ける話なのだが、
彼女の最後の写真から、彼女が無理な登山をしたのではないこと、
彼女の仕事ぶりの凄さが判り、また、引き受けるまでの葛藤の中で
喜多川との出会いや別れなどが、カメラマンとしての彼女の打算では
なかったことが判ってくるのが面白く感じられた。


ストロボ

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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★星影丸が新潮社の

星影丸が新潮社の形式を現像したよ♪
BlogPetの星影丸 |  2006年10月15日(日) 13:24 | URL 【コメント編集】

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