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2006.10.22 (Sun)

『ルパンの消息』

[著者]横山秀夫
[出版社]光文社 カッパ・ノベルス
[初版発行]2005年5月25日

[感想等]
 15年前の著者の処女作であり、第9回サントリーミステリー大賞佳作受賞作で、
未刊行だった作品である。
 平成2年12月、警視庁にもたらされた一本のタレ込み情報によると、
15年前に自殺とされた女性教師の墜落死が殺人事件であり、
犯人は教え子の男子高校生3人であるというのだ。
 時効までの24時間という短い時間で、事件を解明しようとする捜査陣は、
「ルパン作戦」という彼らの期末試験問題の入手計画を知らされ、
その計画中に起こった出来事、生徒や関係者たちのその後、
殺人事件の意外な真相を知ることになる。

 15年前の犯罪を時効寸前に暴くため、警察の捜査陣が
あれこれと動く様子、新聞記者との攻防などは、
作者の近年の作品を思わせ、巧みで大変興味深く感じられた。
 また、「ルパン作戦」を実行していこうとする男子高校生3人の動きが
その中の1人だった喜多芳夫(きたよしお)が警察官に自白した内容から、
時間を追って明らかになっていき、彼以外の当時の関係者たちの回想や、
その後の状況など様々な要素が絡むのも、とてもよく出来ていたし、
「ルパン作戦」計画自体が面白く感じられた。
 
 ネタばれになってしまうが、途中、「三億円事件」が話題に出てきて、
「三億円事件」を追っていた刑事が今回の捜査に加わっていたり、
「三億円事件」容疑者が女性教師の墜落死事件の関係者の中に居たことが、
実はこの作品の大きな伏線になっていたことが最後に判明したのには驚いたが、
少々無理があるかなという気もしないでもなかった。


ルパンの消息

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 ミステリ 横山秀夫 サントリーミステリー大賞 ルパン 三億円事件

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