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2006.12.13 (Wed)

『殺人の四重奏 クラシックミステリー』

[著者]藤本ひとみ
[出版社]集英社
[初版発行]2005年1月10日

[感想等]
 ルイ14世からマリー・アントワネットまでの
宮廷文化が花開くパリを舞台にした残酷劇を描いた短編集。
 黒ミサを扱った『寵姫モンテスパン夫人の黒ミサ』、
殺された詐欺師の復讐を謀る話『詐欺師マドレーヌの復讐』、
貴族令嬢に化けた女の話『公爵令嬢アユーラのたくらみ』、
処刑された罪人の首から生き人形を作る女を描く
『王妃マリー・アントワネットの首』の4編を収録。

 いずれの短編も恵まれていない境遇の女性たちが主人公で、
実在の有名な人物と関わりを持ち、事件に巻き込まれる点が
なかなか面白く描かれている。
 宮廷や高貴な人々の偽善的な姿や、権力闘争などの醜さ、
オカルトめいて残酷な表現の多い、あまり読後感は良くない
ストーリーが多いのだが、主人公の女性たちが逆境の中でも
自分らしさを求めて生きていこうとしている姿には心を打たれたし
主人公たちのその後が幸せであって欲しいと祈ってしまった。

 私には特に、『詐欺師マドレーヌの復讐』は、
復讐事件の意外な結末がよく出来ていたと思った。
 また、事件そのもの以外の、悪の巣窟「奇跡の袋小路」で
血のつながらない詐欺師仲間と家族のように暮らしている
マドレーヌの気丈さや、仲間たちのギブアンドテイク関係、
母代わりの女性・アマンダとの交流など、
厳しさの中にある人々の強さや優しさが心に残った。


殺人の四重奏 クラシックミステリー

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 小説 読書 ミステリ 感想 藤本ひとみ

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★星影丸は、集英社

星影丸は、集英社は詐欺すればよかった?
BlogPetの星影丸 |  2006年12月14日(木) 11:31 | URL 【コメント編集】

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