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2006.12.17 (Sun)

『霧の夜の戦慄 百年の迷宮』

[著者]赤川次郎
[出版社]角川書店 
[初版発行]平成15年8月5日

[感想等]
 19世紀末のロンドンで起きた「切り裂きジャック事件」に
興味を抱く16歳の少女・綾。
 母が生死不明の綾は父が事故で他界した後、1人残され、
スイスの寄宿学校に留学することになった。
 スイスでの第1日目、寄宿舎で不思議な眠気に襲われた
綾は気を失ってしまい、気が付くと1888年のロンドンで
「アン」という名前の少女として暮らしていた。
 綾は、アンとして、切り裂きジャックを捕まえようと思い、
新聞記者のマークの協力を得て、娼婦に化ける。

 19世紀末にタイムスリップする綾が、急に現代のスイスに戻ったり、
死者らしき人の姿が見えたりと、超現実的な設定であるものの、
単に綾が19世紀で切り裂きジャック事件を追いかけるだけでなく、
現代でも19世紀末での切り裂きジャック事件を思わせる
女性の惨殺事件が起こっていたりと、盛り沢山な内容で、
前向きに生き、行動性のある少女・綾の活躍が心地よい作品である。

 また、当時の有名人・ヴィクトリア女王等も登場するし、
快楽の館や下町の娼婦たちの様子や、「アン」の住む家、
19世紀末のロンドンの雰囲気もよく出ているように思われた。

 ただし、切り裂きジャックの正体に意外性が無く、
現代の事件も途中で犯人の察しがついてしまうのが残念である。


霧の夜の戦慄 百年の迷宮


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 小説 読書 ミステリ 感想 赤川次郎

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