08月≪ 2017年09月 ≫10月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2007.01.10 (Wed)

『サソリの神Ⅱ アルコン 神の化身アレクソスの“歌の泉”への旅』

[著者]キャサリン・フィッシャー
[訳者]井辻朱美
[出版社]原書房
[初版発行]2005年4月10日

[感想等]
 サソリの神シリーズの第2作目。
 神の化身アルコンである少年・アレクソスは
「歌の泉」へ旅することで、干上がった河を救おうとする。
 権力を握ろうと陰謀を巡らす将軍・アルジェリンは
「お告げ所」の最高位「語り手」である巫女・ハーミアと結託し、
東の国の皇帝の甥の銀発掘の願いに嘘の神託を言わせ、許可せず、
アレクソスの友・書記のセトに家族と昇進をたてに脅し、
アレクソスを旅の間に抹殺させようとする。
 果たして、アレクソスの旅は成功するのだろうか・・・?

 「お告げ所」の九巫女はハーミアを糾弾し、
次の「語り手」を狙うレティアの企みにより分裂し、
女主人公・ミラニィも命を狙われ、誰が敵味方か判らないし、
将軍・アルジェリンの企みや銀の発掘を求めてきた東の国の攻撃など、
前作以上に緊迫したストーリー展開である。

 アレクソスが古の王の生まれ変わりとして
過去の王の過ちに対する贖罪の旅に出るというストーリーと
ミラニィの直面している将軍陰謀に対する巫女達の闘いのストーリーが
交互に現れるのだが、ミラニィとアレクソスが神を通じで、
感応し合えるという設定が上手く、2箇所で起こる出来事を結び、
面白く感じられる。

 が、今回の主役はやはりアルコンである少年・アレクソスで
彼の旅に同行する野心家の書記・セト、酒好きの楽師・オブレク、
墓盗人で貴族の末裔・ジャッカルとその部下・キツネ達の、
それぞれの思惑や旅に待ち受ける困難がとても良く設定されていて、
宗教的・思索的でミステリアスである。
 
 ただし、ミラニィの運命がどうなるのかが解決せず、
次作へと続くような幕切れが残念である。


サソリの神Ⅱ アルコン 神の化身アレクソスの“歌の泉”への旅


<My Blog関連記事>『サソリの神Ⅰ オラクル ―巫女ミラニィの冒険―』


スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ファンタジー

EDIT  |  21:50 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。