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2007.01.24 (Wed)

『怪奇探偵小説名作選 (9) 氷川瓏集 睡蓮夫人』

[著者]氷川瓏
[編者]日下三蔵
[出版社]筑摩書房 ちくま文庫
[初版発行]2003年8月6日

[感想等]
 江戸川乱歩に認められデビューした著者の
幻想的な小説やミステリーの短編集。
 表題作『睡蓮夫人』など16篇を収録。

 様々なアンソロジーに作品は掲載されたが、
著者単独の作品集はこれが初めてらしいし、
私も聞いたことが無い著者名だったのだが、
江戸川乱歩に認められたとのことで、興味をもって読んだ。

 ミステリー作品は昭和20年代発表のものが多く、
推理小説というよりも探偵小説という古めかしい名前が合う、
不倫の末の犯罪などの判りやすい設定の作品が多かったが、
不思議な幻想的な雰囲気があり、江戸川乱歩の好みであるのが
納得できる作品が多かった。
 結核病院の看護婦が、恋から犯してしまった殺人の顛末を
独白する『天使の犯罪』などはなかなか良いと思ったし、
表題作『睡蓮夫人』の美しい女性を追いかけて訪ねた家で、
その夫から、その女性を殺した話を聞かされるという
幻想的な色合いの濃い作品で、興味深かった。

 ミステリではない作品の中では、
巻頭の3ページ程の幻想的な作品『乳母車』などは、
幕切れの不気味さなどが光っていたし、
鬼を接待し、上手く寿命を延ばす商人の昔話的な歴史話を
現実的に解釈したような作品『天平商人と二匹の鬼』も面白かった。


怪奇探偵小説名作選 (9) 氷川瓏集 睡蓮夫人

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 氷川瓏

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