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2007.02.24 (Sat)

『千一夜の館の殺人』

[著者]芦辺拓
[出版社]光文社 カッパ・ノベルス
[初版発行]2006年7月25日

[感想等]
 莫大な遺産を残し、数理情報工学の権威・久珠場俊隆博士が
亡くなり、その遺言状公開の後に、彼の遺産相続者の親族達が
次々に殺されていく。
 遺言の立会弁護士・森江春策の助手・新島ともかは
遺産相続者の1人としなった従姉妹の紗世子の身代わりで
久珠場家に潜入を試みていて、事件に巻き込まれていく。

 膨大な遺産相続の利害関係による連続殺人事件と、
千一夜の館と呼ばれるような豪邸にある絵を暗号にした、
『アラビアン・ナイト』に関する謎を解いていくうちに、
意外な人間関係が明らかになっていく、という、
非常に盛り沢山の推理長編である。

 また、遺産の一部であるコンピュータのデータの
パスワードを突き止めたりする点などは科学的であり、
変装・潜入捜査という冒険活劇風な要素もあり、
博士のデータのバーチャルリアリティや千一夜の館、
『アラビアン・ナイト』の絵などは幻想的でもあるし、
とても不思議な印象の残る物語であった。

 殺人事件の犯人については、途中で察しがついたが、
女主人公・ともかの母や係累にまつわる真相に関しては、
上手く伏線が描かれていたし、何よりも、
『アラビアン・ナイト』を巡る謎が良く出来ていて、
最後までまずまず面白かった。


千一夜の館の殺人


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 芦辺拓

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