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2007.02.28 (Wed)

『サソリの神Ⅲ スカラベ 最後の戦いと大いなる秘密の力』

[著者]キャサリン・フィッシャー
[訳者]井辻朱美
[出版社]原書房
[初版発行]2005年10月15日

[感想等]
 サソリの神シリーズの第3作目であり、この巻で3部作が完結。
 死んだ巫女・ハーミアに執着する将軍・アルジェリンは、
巫女・ミラニィ、神の化身アルコンである少年・アレクソスらを強引に伴い、
「雨の女王」の冥界へハーミアを取り戻しに向かう。
 一方、北方人傭兵や女魔術師らの暗躍の中、残された巫女達や書記のセト、
墓盗人で貴族の末裔・ジャッカルらは都や「お告げ所」を守ろうとする。

 泉より戻った書記・セトが将軍・アルジェリンに取り入り、
ミラニィ達を助けていこうとするという冒頭の展開から、
将軍との対決がこの巻でもまた繰り広げられるのかと思ったら、
将軍の死んだ巫女への思慕が物語の重要な要素となったのが意外だった。

 だが、前の巻同様に、ミラニィたちの冥府への旅の物語と
女魔術師・マントらの野望とセトたちの攻防の物語という
二つの場所の物語が交代に描かれ、神を媒介にし、
ところどころで結びつく点は、踏襲されていて、面白かった。

 何よりも今回は冥界への旅の舞台の様子の描写が、
闇や恐怖などをまざまざと感じさせる点が良く出来ていて、
太陽の円盤という小道具なども、興味深く感じられた。
 また、愛という感情で、冥界へまで行こうとする将軍の
激情ともいえる行動の結末もなかなか良かったと思う。

 ただし、冥界を支配する「雨の女王」と代々の王の生まれ変わりの
「アルコン」という2種類の神の存在やその関係などが
私には結局良く判らないままで終わってしまったし、
また、東国の王子に関する展開は、少々余分な感じもしたのが残念である。





<My Blog関連記事>『サソリの神Ⅱ アルコン 神の化身アレクソスの“歌の泉”への旅』

  
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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

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