03月≪ 2017年04月 ≫05月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2007.03.03 (Sat)

『顔のない男』

[著者]北森鴻
[出版社]文藝春秋
[初版発行]平成12年10月30日

[感想等]
 惨殺死体で発見された「空木(うつき)精作」は交友関係が皆無で
犯人探しが難航する殺人事件になってしまう。
 彼の残したノートを調べていくうちに2人の刑事・原口と又吉(またよし)は
次々に新たな死体と事件に遭遇することになる。

 「空木精作」という「顔のない男」の事件解明から、
発生していく事件を描いた7話から成る連作短編集で、
最後にやっと「空木」という男の正体と全ての事件のつながりが
見えてくるのだが、1話毎に、書き下ろしの「風景」と称する
短編が挿入されている点が、なかなか良い構成である。

 「空木」という男が何者であるのかという点は、
途中でなんとなく察しがついてしまったものの、
結末の意外さや、2人の刑事の捜査の様子が面白く、
楽しめる作品であった。
 特に、先輩刑事・原口に対して又吉が次第に不審を抱き、
勝手に行動していく展開が良く出来ていたと思う。

 ただ、発端となる事件やその他の事件が少々陰惨なので、
解決後も後味が良くないし、「空木」や他の被害者たちに
同情できないまま終わってしまうのが、少々、残念な気がした。


『顔のない男』

スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 北森鴻

EDIT  |  13:58 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。