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2007.03.21 (Wed)

『幽霊船が消えるまで 天才・龍之介がゆく!』

[著者]柄刀一
[出版社]祥伝社 ノン・ノベル
[初版発行]平成14年2月20日

[感想等]
 後見人を探す旅に出た天地龍之介は知能指数190、
生活能力ゼロの名探偵。彼と従兄弟・光章が旅の途中、
乗り込んだ貨物船には怪談が広まっていた。
 光章が奇怪な幽霊船に遭遇し、失神した夜、
船内はエメラルドネックレスの盗難事件が発生していた。
 そして、現場に残された指紋が龍之介のものだった?!

 この作品は龍之介シリーズの2作目に当たるそうだが、
1作目は読んでいない私も、まだシリーズの初めだからか、
すんなりと登場人物たちになじんでいけた。

 エメラルドネックレスの盗難事件や幽霊船事件は
肩透かしをされたように感じられる結末なのだが、
理不尽な殺意などを持つような犯人が登場しなくて、
名探偵の龍之介の、天才だが世間慣れしていない性格や、
従兄弟・光章の語り口、彼らの行動などにユーモアがあり、
ホノボノした雰囲気でストーリーが展開していくのが良かった。

 また、章ごとに繰り広げられていく後見人を探す旅での
様々な事件も、嫌な後味が残ることのない事件が多く、
科学知識なども織り交ぜた推理などもあるし、
天才という名を冠された名探偵らしさも、まずまずである。
 光章によって途中に挿入される形の日記も毒舌風だが、
従兄弟として龍之介への親しみを感じられ、感じが悪くない。

 何よりも、後見人に巡り会ってようやく明らかになる、
本人も知らなかった龍之介の意外な事実が良く出来ていて、
そのことへの光章の反応なども心地良いラストであり、
気軽に楽しめてしまう感じが良かった。
 ちょっと、シリーズの他作品も読んでみたくなった。


幽霊船が消えるまで 天才・龍之介がゆく!

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 柄刀一

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