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2007.03.24 (Sat)

『親不孝通りラプソディー』

[著者]北森鴻
[出版社]実業之日本社
[初版発行]2006年10月25日

[感想等]
 1985年の博多で、鴨志田鉄樹(俺、通称テッキ)と
根岸球太(オレ、通称キュータ)の高校生コンビが、
地元信金の1億2千万円の裏金を奪う計画を立てる。
 キュータの友人が、警察の射撃訓練場で拾った弾丸を
わざと現場に残し、捜査を撹乱させるという凝った計画だったが、
その計画の無謀さにテッキが断ったので、キュータは
山沢組の下っ端の鈴木恭二(通称キョウジ)と強盗を決行し、
1億2千万円を手に入れることに成功する。
 しかし、山沢組がその金を狙い、弾丸を巡る裏事情のある警察、
朝鮮半島の脱北者グループまで巻き込んだ事件に発展してしまい、
博多の町は大騒ぎになり、キュータとキョウジだけではなく、
テッキまで危険に巻き込まれてしまう。
 
 大人になったキュータの回想から始まるプロローグと、
タイトルから青春ドラマ的な甘さもある物語を想像していたら、
色恋が絡んだり、金銭上の大きなトラブルを抱えたために、
銀行強盗をする高校生達のかなり危ない物語になって、相当驚いた。

 しかし、九州弁が使われる会話や、ドタバタな彼らの行動などに、
かなりブラックな感じもするが、ユーモアも感じられたし、
複雑な人間関係や謎、裏切りや協力に様々なドラマがある作品で、
主人公たちの利己的な性格や行動の馬鹿さ加減が、妙に可笑しく、
何よりも、先の見えないハラハラする展開が良く出来ていて、
なかなか読み応えがあり、一気に読んでしまった。
 
 でもやはり、実際にはこんな高校生たちは居て欲しくないし、
こんな事件はあって欲しくないとつくづく思ってしまった。


親不孝通りラプソディー

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 北森鴻

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