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2007.04.01 (Sun)

『死のチェックメイト』

[著者]E・C・R・ロラック
[訳者]中島なすか
[出版社]長崎出版 海外ミステリGem Collection2
[初版発行]2007年1月10日

[感想等]
 第2次大戦中の、灯火管制の冬の夜のロンドンで、
1人暮らしの老人・フォリナーが殺され、
現場にいあわせた老人の甥・ニールが
特別警察官・ヴェラビーに逮捕され、
隣の貧乏画家・マナトンのアトリエに連行されてきた。
 アトリエではマナトンの姉・ロザンヌが家事をしていて、
マナトンはドロニエをモデルに絵を描いていて、
その他に2人の友人がチェスの試合をしていた。
 犯人はニールではないと、彼らは感じるのだが・・・。

 事件を追うマクドナルド警部達が、真面目な普通の警官で、
隣家のアトリエにいた人々や特別警官などにも疑いを抱き、
以前のアトリエの住人を探したり、
周囲の家にいる人々を訪問して地道な捜査を続けていく姿が
いかにもイギリスのミステリらしくて、良かった。

 また、灯火管制という特殊な事情や、
戦時中という事情を上手く利用した設定など、
現代では書けないような舞台設定が、興味深く感じられた。

 なお、作者は女性で、1958年に無くなったが、
本国ではアガサ・クリスティーに並ぶような女性作家だそうで、
無責任な感じの画家や役者などの男達への視線が厳しい分、
ロザンヌや家政婦のミセス・タブスなどの女性の造型が良く、
同情的な雰囲気が伝わってくる感じがするのも悪くなかった。


死のチェックメイト


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ

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