04月≪ 2017年05月 ≫06月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2007.04.04 (Wed)

『犬坊里美の冒険』

[著者]島田荘司
[出版社]光文社 カッパ・ノベルス
[初版発行]2006年10月25日

[感想等]
 司法修習生として、倉敷の弁護士事務所で研修を始めた
犬坊里美(いぬぼうさとみ)は総社神道宮の境内で、
雪舟祭の最中に死体が現れ消えるという不可解な事件の
ホームレスである容疑者・藤井寅泰(ともやす)の弁護を志願する。
 死体消失の謎と容疑者の投げやりで頑なな態度に、
悪戦苦闘しながら里美がたどり着いた真実と真犯人とは・・・?

 司法修習生らしからぬ、ミニスカートをはいた若い女性・里美が
自信を喪失したり、少々、業務から逸脱しながらも
一生懸命に冤罪を晴らそうとする姿が心に残る作品である。
 主人公が司法修習生ということで、司法修習生の実態や、
裁判制度、弁護士の業務などが判りやすく描かれていて、
良く話題になる冤罪事件などの問題点にも触れられているのが、
とても興味深かった。

 また、私には途中で判ってしまったが、死体消失のトリックや
真犯人や犯行の動機なども、まずまず面白かったし、
これからもシリーズ化されたら良いなと思わせる作品であった。

 ただし、女性誌掲載の作品だからかもしれないが、
司法修習生仲間から勝手に思いを寄せられたり、
そのことで司法修習生仲間の女性から嫌がらせをされる部分などは
安易な恋愛小説のようで、いまひとつだったし、
寄せられた思いを利用するような形で協力させてしまうなどの、
女性であることを武器にするような点は少々、残念である。


犬坊里美の冒険

スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 島田荘司

EDIT  |  18:55 |  なかなか良いと思った本(☆4つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。