03月≪ 2017年04月 ≫05月

123456789101112131415161718192021222324252627282930
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2007.04.11 (Wed)

『QED~ventus~ 御霊将門』

[著者]高田崇史
[出版社]講談社 講談社ノベルス
[初版発行]2006年10月5日

[感想等]
 QEDシリーズの第12作目。
 九段下へのお花見に桑原崇を誘った棚橋奈々・沙織姉妹。
 気が付くと祟のペースに乗り、平将門の名所行脚となり、
都内の神田明神や将門首塚だけにはとどまらす、
茨城県や千葉の成田山までの旅になっていく。
 その中で語られる将門の生涯や、彼の家紋の謎、
様々な神社や成田山の事実とは?
 一方、前作『QED 神器封殺』と前々作
『QED~ventus~ 熊野の残照』での事件にで関わった
神山禮子は成田の薬局に転職していて、ストーカーに
追われているのを知らずに成田山へ・・・。

 ネタばれになってしまうが・・・
朝廷に弓を引いた反逆者として殺され、死後、大怨霊となった
と語られる将門は実はそのような大それた人間ではなく、
河衆とか山衆などの製鉄技術をバックにして、
虐げられた人々にはヒーロー的な人間だったこと、
神社などには祟りを恐れて封じ込まれているのではないなどと
いう考察は面白いと思った。
 ただ、家紋「繋駒」や辞世の歌・桔梗などへの解釈は、
そんなに重大な謎なのかと、いまひとつ感も感じた。

 また、何より不満なのは、神山禮子の再登場と
彼女の巻き込まれたストーカー事件の顛末である。
 次作でまた彼女が出るらしく、その橋渡し的な
物語なのだろうが・・・正直言ってつまらなかった。
 それに、沙織が祟に反論したりして目立っている分、
話を聞いてばかりいる奈々は脇役扱いという感じだし、
歴史薀蓄・新解釈を語りまくるだけの祟にはガッカリした。
 煮え切らない奈々と祟のカップルのままでいいから、
以前のように2人が主役らしく、歴史の謎だけでなく、
現実の奇妙な事件の謎をも解く物語に戻って欲しく感じた。


QED~ventus~ 御霊将門


<My Blog関連記事>『QED 神器封殺』 『QED~ventus~ 熊野の残照』

 
スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 歴史 高田崇史

EDIT  |  21:20 |  まあ面白いと思った本(☆3つ)  | TB(1)  | CM(2) | Top↑

はじめまして。
こちらの記事にトラックバックさせていただきました。
将門への考察、面白かったですね。

トラックバックやコメントなどいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
藍色 |  2008年06月14日(土) 02:46 | URL 【コメント編集】

★ありがとうございました

藍色さん、はじめまして。
TB&コメントいただきまして、ありがとうございました。
同じ本をどのように感じられたのでしょうか?
bookrack |  2008年06月14日(土) 13:29 | URL 【コメント編集】

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

★QED~ventus~御霊将門 高田崇史

カバーイラストは浅沼テイジ。カバーデザインは板野公一。ブックデザインは熊谷博人・釜津典之。カバーオリジナルフォーマットは辰巳四郎。...
2008/06/14(土) 02:43:57 | 粋な提案
 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。