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2007.04.22 (Sun)

『水冥(くら)き愁(うれ)いの街 死都ヴェネツィア 龍の黙示録』

[著者]篠田真由美
[出版社]祥伝社 ノン・ノベル
[初版発行]平成18年5月20日

[感想等]
 『龍の黙示録』シリーズ第六作目。
 敵だった修道士・セバスティアーノは不老不死の吸血鬼・龍緋比古と
柚ノ木透子へ心を寄せるようになり、ヴァティカンから離れようと思う。
 が、拘束され、龍のことを自白させるためヴェネツィアに
移送されてしまう。
 セバスティアーノ救出のためイタリアに向かった龍と透子は、
師を龍に殺され復讐の牙を研ぐ美しき吸血鬼タジオが待っていた。
 タジオだけでなく、教会の刺客達もキリストを貫いた
伝説の聖槍ロンギヌスを使い、龍を抹殺しようとするのだが・・・。

 前作『紅薔薇伝綺』では13世紀のイタリアを舞台にしていたが、
ついに現代のイタリアへ舞台が移った。
 カトリック教会が龍を抹殺しようとしているのだが、
様々な宗派のそれぞれの力関係や思惑があるのが良く出来ているが、
その分、登場人物が増えてしまって、少々混乱させられるものの、
今回初登場のベタニヤの姉妹という女性の一派の修道女らが、
男性中心のキリスト教会内での不満を抱いているという点が面白く、
彼女らと透子との闘いで、透子の過去が明らかになったり、
透子に人を殺すことへの迷いのようなものは出てきた点なども含め、
なかなか読み応えがあって良かった。
 
 何よりも、龍と透子、セバスティアーノと透子の2つの関係に
恋愛的な要素が加わってきて、透子やセバスティアーノが戸惑ったり、
悩んだりするだけでなく、龍までも動揺している感があって、
超自然的な存在の彼の、人間らしい点を感じられたのが良かった。

 また、今回初登場の吸血鬼・タジオも魅力的だったし、
その使用人たちの不思議な信頼関係なども興味深かったし、
楽しめるストーリー展開になっていると思った。

 次作はトリノ、その次はローマが舞台になって、
イタリアを舞台にした3部作になるらしいのだが、楽しみである。


水冥き愁いの街 死都ヴェネツィア 龍の黙示録


<My Blog関連記事>『紅薔薇伝綺 龍の黙示録』

  
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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 篠田真由美

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はじめまして☆
ボトルメールを拾ったので、記念にコメントしに参りました。

よかったら私のブログにもきてください♪
りなポコ |  2007年04月24日(火) 00:22 | URL 【コメント編集】

りなポコさん、
コメントありがとうございました!
bookrack |  2007年04月25日(水) 22:11 | URL 【コメント編集】

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