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2007.05.20 (Sun)

『暗闇よ こんにちは』(上・下)

[著者]サンドラ・ブラウン
[訳者]法村里絵
[出版社]新潮社 新潮文庫
[初版発行]平成16年11月1日

[感想等]
 パリス・ギブソンは、深夜放送の人気パーソナリティ。
 ラブ・ソングの電話リクエストやリスナーからの相談事に応じる番組で、
心のこもったアドバイスで信頼を得ている彼女だったが、
仕事関係者にも素顔を見せないし、私生活は謎であった。
 ある夜「監禁している女の子を3日以内に殺す」という、
番組宛へのメッセージの電話がかかってくる。
 電話してきた男はヴァレンチノと名乗り、パリスのアドバイスで
その女の子が、彼と別れることにしたからだと言うのだ。
 そして、魔の手はパリスのまで及んでいく・・・。

 行方不明の少女が高校生を中心とするセックス・クラブに関わり、
そこに出入りする怪しげな複数の男達の行動が明らかになってきて、
犯人を判り難くしているのは、サスペンスとしてはなかなか楽しめたが、
恋愛小説としては、肝心の主人公・パリスには感情移入出来なかった。

 というのは、私生活を隠しながら、恋愛アドバイスをしている女性が
過去の自分の恋人への裏切りを悔いているという設定なのに、
いくら過去に心ひかれた相手に再会してしまったとしても、
自分の恋愛に気をとられてしまい、事件に関しての衝撃や悔悟の念が
薄く感じられてしまう点が不満に感じられたし、
彼女を巡る恋模様は、それ程、目新しくもない感じがしたので。
 また、彼女の相手、ディーンが私にはそれ程魅力的とは思えなかった。

 一方、無軌道な性に走る女子高校生たちや、
彼女らと性関係を持ったり、色々と問題を抱えた男たちの方は、
なかなかリアルな感じがしたし、実際にありそうな事件だったので、
犯人は途中で見当が付くし、意外性は無いものの、
サスペンス部分はまずまずで、上下巻の長い作品だが飽きずに楽しめた。

 なお、タイトルの『暗闇よ こんにちは』(HELLO,DARKNESS)は
サーモン&ガーファンクルの曲『サウンド・オブ・サイレンス』の
歌詞の一節らしい。


暗闇よ こんにちは(上)暗闇よ こんにちは(下)

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ サンドラ・ブラウン

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