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2007.05.27 (Sun)

『自由の鐘』

[著者]ドロシー・ギルマン
[訳者]柳沢由実子
[出版社]集英社 集英社文庫
[初版発行]2007年2月25日

[感想等]
 ボストン・ティー・パーティー事件(1773年)を背景に、
少年の成長や目覚めを描いた作品。

 二年前、母の死により、伯母の家へ行く途中にさらわれて、
イギリスから当時の植民地アメリカへ連れてこられ、
売られた12歳の少年ジェッド・クレインは奉公先の鍛冶屋では
食事も満足に与えられず、辛い思いをしていた。
 そんな彼を買い取ってくれた印刷屋の主人・ボックスは
彼に文字を教えてくれたり、鍛冶屋より人間らしく扱ってくれたが、
偽札を作り、闇に売る男で、ジェッドは偽札運びをさせられる。
 やがて独立戦争が勃発。ジェッドの住むボストンの
町にまで及んできたイギリス派と独立派の争いの中、
ボックスは捕まってしまい、ジェッドは偶然知り合った
市民革命軍の少佐や少年との交流で自由について考え始める。

 アメリカの独立、自由の精神の根本や歴史を感じる作品なのは
もちろんだが、辛くても良い性質を失わない少年・ジェッドが
自分には良くしてくれるが悪人のボックスから
次第に革命軍の人々に心ひかれ、独立していく姿が、
とてもほほえましく好ましく感じられる作品であった。

 特に、奴隷として売られたことに疑問を持っていない少年が
自由という言葉に戸惑い、政治に関心も無かったのに、
市民革命軍の闘いやそれを支援する人々にふれることで、
成長していくという設定も、そして希望を感じさせるラストに
心地良さを感じた。


自由の鐘

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 歴史 ドロシー・ギルマン

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