06月≪ 2017年07月 ≫08月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031
--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:-- |  スポンサー広告  | Top↑
2007.05.30 (Wed)

『ノーカット版 密閉教室』

[著者]法月綸太郎
[出版社]講談社 講談社BOX
[初版発行]2007年2月1日

[感想等]
 法月綸太郎のデビュー作『密室教室』のオリジナル版。
 700枚の草稿を、ほぼ無修正で活字にしたもの。
 
 ガムテープで扉を閉ざされた教室の中で級友・中町圭介の
血だらけの死体が発見された。
 教室の中にはあるはずの48の机と椅子が消えていて、
残された遺書はコピーだった。
 熱狂的な探偵小説の愛好家・新聞部の工藤順也が探偵として、
捜査&推理をし始める・・・自殺か他殺か、他殺なら犯人は誰?

 カットされたデビュー作を読んでいないので、
ノーカット版にどのような余計な部分があるのか無いのかなどが
良く判らないのだが、読んでいて、やはり、デビュー作らしい、
気になる点の多い、作品であった。

 まず、主人公の工藤順也だけでなく、その級友たちが、
自意識過剰という感じで、爽やかさも初々しさも無い点が
鼻持ちならない感じで、あまり好きにはなれなかった。
 これは、若さゆえの嫌らしさを描いたためというのなら、
成功しているのだろうが・・・。

 机と椅子が全て無くなった謎の部分は面白かったのだが、
ガムテープによる密室の完成などは、目新しくもないのに、
自殺か他殺かの判定に時間がかかりすぎた感じがするし、
犯行の動機や学校側の事情などが、少々、非現実的に思えた。

 何よりも、ラストの二転三転する終わり方は歯切れが悪く、
すっきりしないまま、救いが無く終わってしまった感じがして、
青春物らしい爽やかさが無く、読後感はいまひとつであった。


ノーカット版 密閉教室

スポンサーサイト

テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 法月綸太郎

EDIT  |  17:44 |  まあ面白いと思った本(☆3つ)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除に必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | HOME | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。