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2007.06.10 (Sun)

『EDS緊急推理解決院』

[著者]新世紀「謎」倶楽部(石持浅海 加賀美雅之 黒田研二 小森健太朗
    高田崇史 柄刀一 鳥飼否宇 二階堂黎人 松尾由美)
[出版社]光文社
[初版発行]2005年11月25日

[感想等]
 9人の作家によるミステリー合作長編。
 2004年12月24日。新宿副都心にある「EDS緊急推理解決院」で
繰り広げられる、様々な出来事が描かれる。

 警察で対処出来ない事件を名探偵の推理力で早期解決するという
「EDS緊急推理解決院」という施設が出来、事件の内容により、
専門分野ごとの科にいる探偵師と助師が解決にあたっているという
設定がなかなか面白く出来ている。
 そして、様々な作家が担当の科 ~ 怪奇推理科(加賀美雅之)、
スポーツ推理科(黒田研二)、女性推理科(松尾由美)、
小児推理科(二階堂黎人)、外国人推理科(小森健太朗)、
歴史推理科(高田崇史)、動物推理科(鳥飼否宇)、
不可能推理科(柄刀一)、院長室(石持浅海)、
受付(二階堂黎人) ~ ごとに分担して書いていくというのは、
リレー小説的な合作よりも、各人の趣味や長所が生かさせる方法で、
良い着想だと思った。

 が、その反面、同時進行で話が進み、あちこちの科へ話が飛ぶのが忙しく、
話が中断してしまうのがもどかしい。
 頁隅に科毎に分類したマークが描かれていて、見たい頁へすぐ行け、
科毎にストーリーを連続して読むことも出来るように工夫されているのだが、
やはり、本は頁順に読んでいくのが普通だと思うので。

 そして、あっと言わせるような大事件や謎が登場しないまま、
ハッピーエンド風に終わってしまうのが残念。
 また、作品の探偵キャラクターをそのまま使っている作家もいるので、
ある程度、各々の作家の別作品を読んでいたほうが、楽しめるだろう。
 私的には、二階堂黎人の幼稚園生探偵・渋柿信介が
小児推理科で探偵師をしているのが読めて、ちょっと嬉しかった。

 なお、「EDS」は「Emergency Detective Services」の略である。


EDS緊急推理解決院

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 石持浅海 加賀美雅之 黒田研二 小森健太朗 高田崇史 柄刀一

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