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2007.07.04 (Wed)

『密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー』

[著者]芦辺拓 加賀美雅之 小林泰三 桜庭一樹
   田中啓文 柄刀一 鳥飼否宇 二階堂黎人
[出版社]東京創元社
[初版発行]2006年11月30日

[感想等]
 『夜歩く』などの作品で有名な、ジョン・ディクスン・カーの
生誕百周年を記念して、8人の作家が書き下ろしたアンソロジー集。
 収録作品は
『ジョン・ディクスン・カー氏、ギデオン・フェル博士に会う』(芦辺拓)、
『少年バンコラン!夜歩く犬』(加賀美雅之)、『忠臣蔵の密室』(田中啓文)、
『線路に消えた断頭吏』(加賀美雅之)、『ロイス殺し』(小林泰三)、
『幽霊トンネルの怪』(鳥飼否宇)、『ジョン・D・カーの最終定理』(柄刀一)、
『亡霊館の殺人』(二階堂黎人)の8作品。

 ジョン・ディクスン・カーの著作のファンの方にとっては
もちろん、彼の作り出した人物や作品を思い出し楽しめるだろうが、
私のような、それ程なじみのない読者にも楽しめる作品集であった。
 どの作品もそれそれ、良いと思ったが、中でも、
巻頭の『ジョン・ディクスン・カー氏、ギデオン・フェル博士に会う』は
BBCのラジオ放送に関わっていたカーの周囲で起きる事件を描き、
昔のラジオ収録の様子や、カーの作品そのものも楽しめて、面白かった。
 また、『亡霊館の殺人』は密室の殺人の謎や人間関係などの設定が
いかにも昔のイギリスのミステリという感じが出ていて、趣きを感じた。

 そして、全くジョン・ディクスン・カーには関係の無さそうな
赤穂浪士の討ち入りにおける密室の謎を扱った『忠臣蔵の密室』は
カーに繋がって行くオチはいまひとつながらも、
この作品集内では異色で、印象に残る作品であると感じた。


密室と奇蹟 J・D・カー生誕百周年記念アンソロジー

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 芦辺拓 加賀美雅之 小林泰三 桜庭一樹 田中啓文 柄刀一

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