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2007.08.01 (Wed)

『書物狩人(ル・シャスール)』

[著者]赤城毅
[出版社]講談社 講談社ノベルス
[初版発行]2007年4月5日

[感想等]
 第二国際古書籍商連盟(SILAB)という合法非合法を問わず、
あらゆる手段を用いて秘密をはらんだ本を入手する謎の団体の
書物狩人(ル・シャスール)、ユウイチ・ナカライ(半井優一)が活躍し、
入手した稀覯本をめぐり、歴史の意外な秘密が現れる、『教科書に準拠して』
『神々は争う』『Nの悲喜劇』『実用的な古書』の4編を収録した短編集。

 JFKの暗殺実行犯・オズワルドへの指示が書かれた歴史書を扱う
『教科書に準拠して』、キリスト教の教義を覆すような第五の福音書が
登場する『神々は争う』、ナポレオンの蔵書に関する『Nの悲喜劇』、
中国の領土に関わる古書を扱った『実用的な古書』など、
それぞれ、事実の中にフィクションをちりばめながら、
歴史の新解釈や謎解きをしている点が楽しい短編集である。

 謎解きの点では、ナポレオンの遺髪の挟まった本に関する
『Nの悲喜劇』が日本に在住したことのある人間の持ち物だった
という伏線を上手に生かしていた謎解きや、展開される話の内容が
とても面白く感じ、一番読み応えがある感じがした。

 また、日本を舞台とした『実用的な古書』は、大学の助教授を名乗る、
書物狩人ユウイチ・ナカライ(半井優一)の謎が少し明かされる点が
良かったと思う。

 なお、タイトルにもなっている「ル・シャスール」はフランス語で
「狩人」という意味であるそうだ。


書物狩人


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 感想 小説 ミステリ 歴史 赤城毅

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