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2007.08.19 (Sun)

『化物語(ばけものがたり)』(上・下)

[著者]西尾維新
[出版社]講談社 講談社BOX
[初版発行]2006年11月1日・12月1日

[感想等]
 私立直江津高校3年の男子高校生・阿良々木暦(あららぎこよみ)が
関わってしまった、様々な女子達&怪異現象を描く連作短編集。
 上巻には『ひたぎクラブ』、『まよいマイマイ』、『するがモンキー』、
下巻には『なでこスネイク』、『つばさキャット』を収録。

 主人公の阿良々木暦の視点から語られるストーリーは、
同級生の女生徒・羽川翼と戦場ヶ原(せんじょうがはら)ひたぎや
ひたぎの後輩の女生徒・、神原駿河(かんばらするが)、
小学生・八九寺真宵(はちくじまよい)、妹の同級生・千石撫子など、
彼の周りには珍名で、怪異に悩まさせられる女子ばかりが集まり、
放浪の30男・忍野メメに助けられ、彼女たちを救おうとする
という不思議な経験をさせられる世界があるというもので、
かなり凝った設定がされている。
 何より、暦が吸血鬼に襲われて、忍野メメに救われている
という過去を持っている凄い設定が面白い。

 そして、登場する女子達は怪異現象に悩まされる以上に、
エキセントリックなキャラクターばかりで、
会話もかなりマニアックで高度なボケと突っ込みの応酬が続き、
暦がたじたじとなるという点がなんともいえない可笑しさがあり、
ツボにはまった人には、かなり楽しめる話になっているようだ。

 しかし、色々と親や家の関係に悩む女子が多いことや、
彼らの世界に、忍野メメ以外の大人は直接に登場せず、
悩みを相談する大人も先生もいない点がかなり気になった。
 また、高校生である暦は文化祭などの学校行事の話もしているが、
楽しんで参加している暦やクラスメートの姿は語られず、
冷めていて、ひたぎ達と怪異の世界や言葉遊びの世界にいる方を
楽しんでいるように思える点も気になる。

 この話を楽しいと思ったら、大人のいない世界に憧れていて、
かなりマニアックで屈折しているのではないだろうか?
 それで良いと思うのは、個人の自由だが・・・。
 私には、この話の登場人物達と同世代の人達には、
あまりこの話を楽しんで欲しくないような気がしてならなかった。


化物語(上)化物語(下)


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 西尾維新

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