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2007.08.22 (Wed)

『十津川警部 哀しみの余部(あまるべ)鉄橋』

[著者]西村京太郎
[出版社]小学館 小学館文庫
[初版発行]2007年7月11日

[感想等]
 新宿のホステスの殺人事件の容疑者として、十津川警部の同期生の
新宿署の高橋警部が浮かんだ。彼の無罪を信じる十津川警部の
捜査の結果は・・・?という、表題作『哀しみの余部鉄橋』他
十津川警部シリーズの『十津川、民謡を唄う』『北の空 悲しみの唄』
『北への殺人ルート』の4作品をを収録した短編集。

 4作品はどれも秀作で、犯人を追い詰める十津川警部や
亀井をはじめとする十津川班の刑事たちの執念や正義や人情を感じる
作品ばかりである。

 表題作『哀しみの余部鉄橋』はラストの余部鉄橋での犯人の自供と、
その結末が哀しい作品で、一度は成立したアリバイをネグリジェ姿
の被害者に付いていたゴミというほんの些細な点から疑問に思う、
十津川警部が冴えている。
 また、昔の余部鉄橋の列車事故の悲惨さや山陰の村風景の寂しさが
哀しみを深めるように、効果的に使われている。

 『十津川、民謡を唄う』は十津川警部が偶然、安来節を聞きつけ、
出会った芸者の死を知り、容疑者を探り出し追い詰めていく姿が
歌と共に心に残る作品である。

 『北の空 悲しみの唄』は十津川班の日下刑事の旧友の作詞家の
失踪事件を発端にして起こった女性歌手の殺人事件や、
レコード業界の裏幕を描いた作品で、犯人の死という結末には
やりきれない思いが残ってしまった。

 『北への殺人ルート』は夜行バスで起こった射殺事件を、
以前起きた保険金目当ての射殺事件との関わりから推理し、
犯人らしい人物の過去を追い、逮捕に至るまでの展開が面白かった。


十津川警部 哀しみの余部鉄橋

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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ 西村京太郎

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