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2007.11.04 (Sun)

『小説こちら葛飾区亀有公園前派出所』

[漫画原作]秋本治
[著者]大沢在昌 石田衣良 今野敏 柴田よしき
   京極夏彦 逢坂剛 東野圭吾
[出版社]集英社
[初版発行]2007年5月30日

[感想等]
 コミック150巻を越える漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(『こち亀』)
と日本推理作家協会を代表する七人の作家の小説世界が融合した作品集。
 収録作品は、新宿鮫との競演『幼な馴染み』(大沢在昌)、
池袋で『IWGP』のマコトと競演『池袋⇔亀有エクスプレス』(石田衣良)、
モデラーとしての両さんを扱った『キング・タイガー』(今野敏)、
両さんと保育士探偵と激辛そば早食い競争に参加する、
『一杯の賭け蕎麦 -花咲慎一郎、両津勘吉に遭遇す-』(柴田よしき)、
大原部長と妖怪との昔の事件を扱う『ぬらりひょんの褌』(京極夏彦)、
『御茶ノ水警察署シリーズ』と賭勝負『決闘、二対三!の巻』(逢坂剛)、
両さんが乱歩賞を狙うことになる『目指せ乱歩賞!』(東野圭吾)の7編。

 『こち亀』の両津勘吉をはじめとする強烈な漫画のキャラクターが、
推理作家の小説キャラと競演するという趣向がなかなか面白い作品集。
 両さんらとの接点の設定など、各々の作家の小説のキャラクターを
知っていると楽しめる作品が多いが、知らなくても、充分に、
いつもと一味違う両津勘吉や『こち亀』を楽しめるのではないだろうか。

 個人的には、『IWGP』のマコトと両津勘吉が競する、
『池袋⇔亀有エクスプレス』(石田衣良)などに期待していたのだが、
流石のマコトも両さんに振り回されてしまった感じが強く、
新宿鮫との競演の『幼な馴染み』(大沢在昌)なども、
いまひとつ盛り上がりに欠き、楽屋落ち的な感じがして残念に思った。

 そして、意外にも、小説キャラと両さんの対決などの正統的な(?)話
よりも、両さんの作るプラモの話の『キング・タイガー』(今野敏)や
両さんが乱歩賞を狙うというとんでもない設定の『目指せ乱歩賞!』
(東野圭吾)などが、妙に『こち亀』の世界の奥深さやパワーを感じさせ、
読み応えがあるように思われた。

 また、大原部長の昔の事件を扱った『ぬらりひょんの褌』(京極夏彦)
には、期待通りの京極夏彦のキャラのその後の姿が登場していたり、
『こち亀』の世界観を利用した妖怪話としては面白かった。


小説こちら葛飾区亀有公園前派出所


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 秋本治 大沢在昌 石田衣良 今野敏 柴田よしき 京極夏彦 逢坂剛 東野圭吾 読書 小説

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