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2007.12.02 (Sun)

『あなたが名探偵』

[著者]泡坂妻夫 西澤保彦 小林泰三 麻耶雄嵩
   法月綸太郎 芦辺拓 霞流一
[出版社]東京創元社 創元クライム・クラブ
[初版発行]2005年8月25日

[感想等]
 作家7人による犯人当てミステリ短編集。雑誌『ミステリーズ!』掲載作品を
単行本化したもので、収録作品は『蚊取湖殺人事件』(泡坂妻夫)、
『お弁当ぐるぐる』(西澤保彦)、『大きな森の小さな密室』(小林泰三)、
『ヘリオスの神像』(麻耶雄嵩)、『ゼウスの息子たち』(法月綸太郎)、
『読者よ欺かれておくれ』(芦辺拓)、『左手でバーベキュー』(霞流一)。

 問題編という感じの作品の前半部分のみ、先に載せてあり、
解決編は後ろにまとめられているので、犯人当てを楽しみたい人には
考える時間を与えてくれる構成になっている。

 が、残念ながら、それ程、犯人やトリックの意外性に驚くような作品は
なくて、ちょっとした推理を楽しめる作品ばかりという感じがした。
『ヘリオスの神像』(麻耶雄嵩)、『ゼウスの息子たち』(法月綸太郎)
などは、犯人当てミステリらしく感じる、まずまずの作品だったが、
『蚊取湖殺人事件』(泡坂妻夫)、『大きな森の小さな密室』(小林泰三)
は、少々退屈な作品だと感じた。

『お弁当ぐるぐる』(西澤保彦)は、犯人が「何故、犯行現場の弁当を
食べて容器まで洗ったか」という謎が、ちょっと面白く感じたものの、
すぐ犯人が判ったし、犯行の動機などに少々無理がある感じがした。

 また、『左手でバーベキュー』(霞流一)は死体の左手を切り取って
焼いたかという点が、異常な感じで面白そうに思えたのに、
結局は、犯人像を含め、登場人物らの設定に現実味が薄く、
犯行動機などを含め、安易なサスペンスドラマのように感じられた。

 しかし、何よりも、ミステリとしてはアンフェアではないかと思い、
ガッカリさせられたのは『読者よ欺かれておくれ』(芦辺拓)である。
 名探偵を登場させて、名探偵者のパロディ風なのかと思ったら・・・
と、確かに欺かれたけれど、納得がいかないような気分が残った。
 

あなたが名探偵


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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 読書 小説 感想 ミステリ

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