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2007.12.08 (Sat)

『QED 河童伝説』

[著者]高田崇史
[出版社]講談社 講談社ノベルス
[初版発行]2007年2月6日

[感想等]
 QEDシリーズの第13作目。河童が住むといわれる川で、
左手首を切り落とされた遺体が発見され、さらに、その兄が
腕を切断された遺体となって発見された。
 製薬会社の新薬の売り込みに関わるらしい連続殺人事件は、
相馬野馬追祭に来ていた棚旗奈々達が出会った会社関係者の
一行にも関わってくるのだった。
 一方、奈々達と別行動で遠野まで行っていた桑原崇は
奈々達に合流し、河童の隠された真実を解き明かしていく。

 ここ数作、歴史の謎解きの方ばかりに重きが置かれ、
現実に起こる事件はいまひとつ、付けたし風だったし、
奈々と祟は登場しているものの、出番が少ない感じがして、
新登場人物・神山禮子中心の物語だったのに、失望していた。

 またもや、奇怪な死を遂げたのが前作の禮子のストーカー事件で
登場していた安岡良一・昭二兄弟ということで、前作同様、
彼女が中心となる物語展開なのかと思ったら、意外にも、
奈々の大学時代の知人・亘理(わたり)が安岡良一と同じ製薬会社に
勤めていて関わりがあるという形で、禮子は事件に直接関わらず、
製薬会社の裏側などを見せる事件も、なかなか面白く思えた。

 ただし、現実の事件の解明における崇の活躍を期待したものの、
彼は歴史に隠された、河童の正体や真実を解き明かす方に夢中で、
その点は、今回もまた期待外れであった。

 河童伝説に関しては、河童に関する言い伝えの様々な解釈が面白く、
八坂神社の家紋等との繋がりから、素戔鳴尊(すさのうのみこと)に
関連付ける解釈などは興味深く感じられた。
 しかし、、前作より関わっている平将門の話にまで絡めたり、
今回もまた、搾取され、虐げられた人々(たたら)の話になるのには、
少々、食傷気味な気がしないでもなかった。


QED 河童伝説


<My Blog関連記事>『QED~ventus~ 御霊将門』

  
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テーマ : 読書メモ - ジャンル : 本・雑誌

タグ : 小説 感想 ミステリ 読書 歴史 高田崇史

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